三谷幸喜脚本、監督の映画「ステキな金縛り」を観に行ったが、最初は満席で入れず、出直して観た。今年は多作でいろいろな作品を書いているようだが、この映画もなかなかの人気のようだ。
おちこぼれ弁護士が法廷で証人に落ち武者の幽霊を呼んで被告の無罪を証言させる喜劇。あれもこれも詰め込むサービス精神からか三谷一家の豪華俳優人が続々と出てくるのだが、そのせいか、長過ぎて途中でだれてしまった。監督と俳優が内輪で楽しんでいるような気がして、期待したほど笑えなかった。
三谷幸喜だからということで常に平均以上のものを期待しすぎなのかもしれない。それにしても今年の露出度をみていると、才能が枯渇してしまわないかと少々心配になってくる。
続けて、NHKでシリーズ化されている「サラリーマンNEO」の映画版の方も観た。業界5位のビール会社に入った新入社員が新しいビールのプロジェクトを任される話。
テレビのシリーズのなかのコントの定番を寄せ集めて作ったようなストーリーになっているがこれが意外におもしろい。吉本新喜劇のように決まりきったギャグでも観たくなるのと同じで、決まったパターンのコントを観る安心感が快い。一番人気のセクスィー部長も出てきたし。ただテレビ版を観たことのない人にはわかりにくいかもしれないなぁ。