去年参加しそびれた関西電力の株主総会に出かける。今年は出席者が増えるということで会場は茶屋町の梅田芸術劇場。着いたときにはすでにメインホールは満席で第二会場のシアター・ドラマシティに案内される。議事は中継され、前方のスクリーンでの映像を観ることになる。
今回は会社側提案2項の他、大阪市、神戸市、京都市などからの株主提案が28項出され、各市長も出席していた。大阪市と神戸市が第1位と4位の大株主とはいえ、合わせても13%弱の持分では、会社側の多数派の金融機関などと張り合えるはずもなく、会社側提案は可決、残りはすべて否決となることはわかっていて、粛々と議事が進められる。橋下市長の使用済み核燃料の再処理についての鋭い質問にも、関電の木で鼻をくくったような答弁しか聞けなかった。
「うちが作った電気、なかったら困るのはあなたたちでしょ」といわれているような気がしてならない。