今年は9月の終わりから10月にかけて山の秋を堪能したが、街の秋は今がピーク。どちらを見ても黄色と赤が陽の光に映えて美しい。こんなにきれいなら別にわざわざ山に行かなくてもよさそうだが、それとこれは別問題。
身近な秋を楽しむ
桜は花も美しいが葉っぱもね
温暖化の影響か、昔に比べると紅葉の時期も遅くなっている気がする。いつまでも秋だと思っていたら11月はもう終わり、明日からは12月である。師走に入るとバタバタと日が過ぎ、あっという間に1年が終わる。
日々の暮らしはルーティンの繰り返し。1日単位のルーティンは朝起きて歯を磨き食事をし、掃除やら洗濯をこなし、散歩に出て、また最後は歯を磨いて寝る。週単位のルーティンはゴミ出しなど、季節単位では衣替えなど。しかし年とともにこの繰り返しが義務に追われるようでだんだん億劫になってきた気がする。
それでも面倒だからといってまれに歯を磨かずに寝たりするとそれはそれで落ち着かない。ゴミ出しをさぼればそれも落ち着かない。億劫だからといって全てを放り出せば家はゴミ屋敷になりそうなのでそれは避けたいという分別はまだあるが、その分別がなくなっていくのが歳をとるということだろうか。これからの人生は億劫との闘いかもしれない。
季節は秋から冬へ、人生も秋から冬へ。ふとそんなことを考えるのだった。