久しぶりに映画を観る。日本映画「敵」
大学を退職し、妻を亡くした仏文学者の日常が淡々と描かれる。時折は講演を引き受けたり、友人と飲みに行ったりもするが、ルーティン化した日常生活はやもめ暮らしとしては丁寧で、観ていると心地よい。この辺り、以前観た「パーフェクトデイズ」にも似ているが後半、学者がふと見たネットでの情報により妄想を抱くようになりその淡々とした日常が壊れていくところが大きく違う。敵が襲ってくる妄想は恐ろしいがそれだけではなくセクシーなものもあって、その甘美な妄想には少々笑える。
もし妄想に襲われるなら恐ろしい妄想はごめんだが、甘美な妄想ならちょっと見てみたい。巨大なあんことアイスクリームと生クリームに追いかけまわされるとか.....
観終わって街に出ると今年もルミナリエが始まっていた
まだ完全に日暮れていないが暗くなれば美しいのだろう。これでもかと電球を点けまくれば美しくないはずはない。そういう人口の光が少々苦手な私は早々に退散したのだった
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