のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

キミ、犯人じゃないよね?

2008年07月06日 09時47分08秒 | テレビ鑑賞
■キミ、犯人じゃないよね?
■のりぞう的2008年度春クール5位
■木曜深夜テレビ朝日放送
■出演:貫地谷しほり、要潤 、金剛地武史、渡辺いっけい、升毅
■ストーリ
 推理小説家志望の森田さくら(貫地谷しほり)は、抜群の記憶力と
 「刑事コロンボ」のような推理力を持つ一風変わった女の子。
 お坊ちゃま新米刑事の宇田川教生(要潤)と出会い、アルバイトの
 推理屋としてコンビを組むことになる。
 さくらは持ち前の推理力で事件を捜査し、宇田川を事件の真相へと
 導くが、肝心の宇田川が極度の恋愛体質で、毎回容疑者の女性に
 恋心を抱いてしまう。

■感想
 さすが深夜!!
 肩に力を入れることなく、思う存分楽しめました。
 深夜のこういうくだらない雰囲気のドラマが大好きです。
 くだらなさを追求するところに力を入れているようなドラマ。
 出演者の方々も、きっとこのドラマのスタンスを面白がって
 演じているんだろうなー、と感じることができるドラマでした。

 なんてったって「ちりとてちん」のしほりさん。
 コメディを演じさせたら、ピカイチ。「ちりとて」では
 かわいらしくボケ役、突っ込まれ役に徹していたのに、
 このドラマでは的確、かつスピーディな突っ込みを披露
 していました。芸達者だなー。
 毎回のコスプレもかわいくて、大好きでした。

 要さんは、今まで多かった二枚目役とは全く違う
 テンション高く救いようがない天然さん。当初は見慣れて
 いなかったせいか「無理しているっぽいなー」と思って
 見ていましたが、回を重ねるごとにそのイメージも払拭。
 のびのび楽しそうに演じられていました。
 本当におばかさんなんだけど、憎めなくてかわいらしい。
 でもやっぱり救いようがない、というスレスレ加減が
 面白い役でした。

 でも、なんていっても、升さん。そして金剛地さん。
 話の本筋には全く関係ないのに、出演者の誰よりも
 インパクトのあった升さんと、話の筋にきちんと関わっては
 いるけれど、そこまでくどく自己主張する必要はないよね?
 という金剛地さんがこのドラマを見事に「深夜ドラマ」に
 仕立て上げていました。
 この二人、くどい演技をさせたら天下一品だなー。大好きです。

 全編通して、話の筋は見えきっていてサプライズはないし
 ドキドキハラハラもないんだけれど、ゆるーい感じ。
 それが深夜ならでは。