のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

花嫁と過ごす最後の夜。

2008年07月19日 23時23分45秒 | 日常生活
いよいよ明日は妹の結婚式です。
しかし、その事実を家族の誰も信じられないでいます。

花嫁の父上なぞ、花嫁から非難を浴びながら
大学の同窓会に行きました。

ええ、うちの父上はそんな人です。
花嫁に「私が結婚するの、寂しい?」と聞かれても
「寂しくない。」と即答した上に
「できてよかったやん。」と無表情で言い放ち
花嫁を大憤慨させていました。

ちなみに花嫁の母上も
「寂しくない。今までと変わらん気がする。」
とあっけらかんと言い放ち、
「でも、明日は泣くと思うな。」という言葉には
「泣くやろうか。泣けるやろうか。」
と見当違いな心配をしておりました。

そういう花嫁も、
「今までお世話になりました的なイベントはすると?」
と聞かれて、
「ハードル上げるの、やめてくれん?!」
と逆切れしておりました。
結婚式前々日には
「披露宴で読む父と母への手紙の内容、一緒に考えようや。」
とすりよってきていました。

至るところで「家族のDNA」を実感した結婚式前夜。
分かりにくいものの、実は夢見るオトメのワタクシは
冷めた突っ込みを入れつつ、結婚式前日の盛り上がりを
期待しておりましたが、見事に肩透かし。
向田ドラマ的な何かはテレビの世界にしかありませんでした。
昭和ははるか遠くになりにけり。

それでも諦めの悪いワタクシは、
本日、肩透かしを喰らった分、明日の披露宴に期待します。
父上と母上が泣いたら、忘れずに写真を撮ること。
これがワタクシの明日の使命です。

快傑 三太丸/1999年ファンタジックシアター

2008年07月19日 12時03分36秒 | 舞台(キャラメルボックス)
■快傑 三太丸
■ストーリ
 「私は子供が大好きなんだ。
  子供の笑顔を見ると、それだけで幸せな気持ちになれるんだ」

 ナツヤスミ。中学2年のみずきは「友達なんかいらない」が口癖の
 気が強い女の子。クラスメートの野上と共同で宿題をやる事になったが
 意見が合わずに「私は一人でやる」と宣言した。みずきがテーマに
 選んだのは戦国時代。『渚姫の伝説』という本に出てくる渚姫が
 大好きだからだ。
 ある日、外国に行っていたおじいちゃんが10年ぶりに帰ってくる。
 大人には見えない真っ白い袋を持った不思議な友達と一緒に。
 おじいちゃんがみずきに言う。
 「私はサンタクロース。おまえの味方だ」

■感想 ☆☆☆☆
 久々にDVD鑑賞。
 やっぱりキャラメルが好きだー!!と再確認した。
 歌あり、踊りあり、とまるでミュージカル。
 キャラメル最大の特色「わかりやすさ」「シンプルなメッセージ」を
 前面に押し出し、見る人の胸に訴えかける舞台。

 「友達なんかいらない。」
 「人は裏切るつもりがなくても、いつのまにか変わっていく。
  少しずつ少しずつ変わって、以前とまったく異なることを
  考えるようになる」
 「裏切られるぐらいなら、信用しないほうがいいのだ。」

 友人に裏切られた過去を持つみずきと、
 忍びの者として生きてきたが故に、人を信用できない吹雪御前。
 ふたりの抱える負の感情。それに対比して描き出されるのが
 みずきのおじいちゃんと吹雪御前の妹、渚姫だ。
 幼馴染であり、初恋の人であるきよたか様に会いに行こうとする
 渚姫は、道中で初恋の人が妻をめとったことを知る。
 それでも、彼女はきよたか様に会いたいと願い続ける。
 なぜだ、と問う吹雪御前に渚姫が答えた言葉が印象的だった。

 「裏切られたほうよりも裏切ったほうの心のほうが
  傷ついているかもしれないから。
  だから私は、会って笑顔で
   「私は今幸せです。幸せになります。」
  と伝えたいんです。」

 まっすぐすぎて照れくさくなるようなテーマに、いつも真正面から
 取り組むキャラメルボックスの姿勢が好きだ。
 悪役の吹雪御前も、妹が傷つくところを見たくないと願う姉に
 過ぎない。やさしさが詰まった物語。
 ZABADAKの透明感あふれる音楽が舞台によく合っていて
 終始、胸がいっぱいになった。

本好きへの100の質問2008 vol4

2008年07月19日 11時38分19秒 | バトン
いよいよ最後の20問。
40問ずつ回答するはずだったのですが、眠気に負けました。

◆081. 本を捨てることに抵抗がありますか?

    あります。
    なくなることはないと思います。

◆082. これだけは許せない、そういう本の扱い方はありますか?

    ありません。人のことをとやかく言えません。

◆083.“活字離れ”について、どう思いますか?

    活字離れ、と言われている割には、私の友人に
    本を読まない人があまりいません。
    最近、「活字離れ」って、今に始まったことじゃ
    ないんじゃないかなと思うようになりました。
    周囲の年上の方々で、本を読まない方は
    たくさんいます。

◆084. 本を読まない人のことを、どう思いますか?

    好みは人それぞれですから。
    でも、共通で盛り上がれる話題が
    ひとつ減るのは寂しいです。

◆085. とりあえず、本を持っていないと落ち着かない。そんな癖がありますか?

    はい。鞄の中に本が入っていないと落ち着きません。
    主な読書時間はほぼ移動時間や待ち合わせなどの
    スキマ時間のみなので、特に。

◆086. 世界中で、本の出版が禁止されたら、どうしますか?

    寂しいと思います。
    何より、せっかちなワタクシは待ち時間に
    イライラしっぱなしだと思います。

◆087. 青空文庫を利用したことがありますか?

    まだありません。面倒臭がりやなので。
    ネットで本を読むことが考えられないし
    印刷するのも面倒だし。

◆088. 電子図書館についてどう思いますか?

    特にお世話になったことがないので、なんとも・・・。

◆089. 将来的に、本という存在は無くなると思いますか?

    これだけ愛好者がいる以上、なくならないと思います。
    でも、大手出版社は減るかも。

◆090. 本が無くても生きていけると思いますか?

    はい。生きていけます。他にも好きなものはたくさんあるので。
    でもさびしいとは思います。

◆091. この人の薦める本なら読んでみたい、そう思う有名人を教えてください。

    うーん。特には。

◆092. 映像化してほしい本はありますか?

    特にありません。本は本のまま、楽しむのが
    一番だと思います。どうしても原作と比較してしまうし。

◆093. テレビ化・映画化で成功したと思う作品を教えてください。

    小説ではありませんが「カバチタレ」「難波金融道」
    映画「春の雪」も三島作品の耽美さ、優雅さに
    迫っていたと思います。ただ主役の男がねー・・・。

◆094. 本の中に再現したいと思う(実際に再現した)場面はありますか?

    どうやっても、人間の想像力に映像は追いつかないと思うのです。

◆095. あなたにはどうしても読みたい本があります。
    その本は既に絶版・品切。さあ、どうしますか?

    潔くあきらめます。面倒臭がりやなので・・・。

◆096. 本という存在に対して、文句はありますか?

    本に対しては、特に。

◆097. 心に残っている言葉・名台詞は?(原典も明記してください)

    新約聖書
     「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。
      すべてのことについて感謝しなさい。」

    北村薫「秋の花」
    「明日輝くような何かをしようと思った、その明日が
     消えてしまったら、どうなのですか。その人の
     《生きた》ということはどこに残るのです。」
    「それでも、その意思が残ると思います。」

    「許すことはできなくても、救うことはできます。」

    「秋の花」は何度読んでも泣けます。
    全ての人にお勧め。
    
◆098. あなたにとって、本とおなじくらい蠱惑的なものは何ですか。

    食べること。
    他の世界に行くこと。(ドラマ・映画・舞台)

◆099. 出版業界にひとことどうぞ。

    色々と状況厳しく大変だと思いますが、頑張ってください。
    いつも楽しませていただいているので。

◆100. つまるところ、あなたにとって本とは。

    人生に彩を与えてくれるもの。
    面倒臭がりやの私に色んな体験をさせてくれる便利なツール。
    現実世界では、人にあまり関わっていませんが
    本のおかげでいろんなタイプの人間を知ることができました。

久々に北村薫作品を読み返したくなりました。
というか、本を読みたくなりました。
ここのところ、腰を据えて本を読めてません。
来年までに、どんな読書生活を送っているのかな。