のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

黄泉路の犬/近藤史恵

2007年06月24日 02時03分06秒 | 読書歴
■南方署強行犯係 黄泉路の犬 / 近藤史恵
■ストーリ
 どんな職場にも忙しい時期と暇な時期がある。圭司がここに
 配属されてから既に三ヶ月。珍しいことに南方署は暇だった。
 ジュースを巡って署員たちがのどかにじゃんけんをするほど。
 そんな時に事件は起こった。東中島で強盗、家にいた姉妹に
 刃物をつきつけて脅し、二万円を奪取。それだけではない。
 可愛がっていたチワワも攫われたという。事件はそのままに
 なったかと思われたが、二ヶ月後、思わぬところから広がりを
 見せたのだった。

■感想 ☆☆☆☆
 表紙はいかにもライトノベル風のアニメチックなイラスト。
 キャラクターわけもしっかりしていて、だからこそ
 更にアニメチック。全体的に「軽いミステリ風」。

 しかし、内容は重い。重たい。
 これでもか、というぐらい具体的に、そして残酷に
 現在の日本で過ごしている動物たちの現状を描写している。
 全く知らなかった事実に心が痛んだ。

 中途半端な決意や動物愛護心だけで、動物を飼っちゃいけない。
 絶対に。
 そう誓った一冊だった。

 本は知らなかった世界を垣間見せてくれる。
 見えていなかった世界について詳しく教えてくれる。
 だから、読書はやめられない。

コメッツLive

2007年06月24日 01時42分13秒 | 音楽鑑賞
会うたびに細くなっていく友人smileに誘われて
コメッツなるバンドのライブに行ってきました。
場所は姪浜にあるライブハウス、オールマン

本日、演奏を聴いてきたコメッツさんは
オールマンのホームページにて
「オーナーのお気に入りのバンド」として紹介されております。

開始早々「今日はストレス解消モードで行くよ!」
と宣言されたリーダー行徳さんの言葉どおり
全体的にアップテンポの曲が多く
決して広いとは言えないお店ということもあって
ギターとドラム、そしてベースの音が作り出す
音楽の中に2時間たっぷりと包まれてきました。
目をつぶると、彼らが作り出す音が
のりぞうの世界の周辺を渦巻いている。
そんな至福のひとときを味わえました。

のりぞうは音楽が好きです。
人が奏でる音が好きです。
だから歌声も楽器の音もどちらも好き。
サックスもピアノも尺八も三味線もオーボエもどれも好き。
ポップスもロックも演歌もクラシックもどのジャンルも好き。
ライブで、コンサートで、「生の音」に触れる度に
音の持つ力に、メロディが奏でる喜びに、
歌声が与える元気に、「生の音」が持つ迫力にぞくぞくします。

本日、コメッツさんのライブで
そういったのりぞうが音楽を好きだと思う理由を
しみじみと思い出しました。

曲はどれもよかったのですが、一番好きだったのは
第一部の終わりに歌った「in the Wind」。
その曲は歌詞もすこーんと頭の中に入ってきました。
(・・・の割には既にうろ覚えですが。)

「どこまで行くのだろう
 誰を信じるのだろう
 答えはすべて風の中にある」

根拠を述べよ

2007年06月22日 02時15分36秒 | 日常生活
どんだけ飲み歩くんだ?!と自分でもびっくりしつつ
本日も飲み会に参加してきました。
おそらく、今月は過去最高の飲み会出席率です。
怒涛の飲み会ラッシュです。
交際費を計算するのが怖いので、家計簿は来月からつけたいと思います。

さて、本日は2年目くんたちの飲み会に参加させていただきました。
滅多に会うことができない鹿児島の二年目クンたちが
福岡にやってきたために開催された飲み会です。
鹿児島の二年目クンたちの変わらない元気と明るさに
いっぱいいっぱい元気をもらいました。
すごいなー。人の笑い声ってこんなにも周囲を明るくするんだなー。
笑い声の効力を心から実感できた素敵な飲み会でした。

さて、その飲み会のさなか、二年目くんのひとりが
のりぞうに尋ねました。

「のりぞうさん、今年の新人とはあまり仲が良くないって
 本当ですか?」

・・・・・。
えっと。のりぞうはそんなに「仲が良くない」と
思ったことないんですけど。
まあ、新人君たちとの年の差は広がる一方なので
以前のように「中に入り込む」感じはまったくありませんけど。
つーか、もともと、「自ら人の輪の中に入っていく」ことは
のりぞうがもっとも苦手とするところですし。

と、心の中で色々と言い訳を考えていると
隣の子が質問した子をたしなめました。

「しっ!そこは触れちゃいけないところなんだから!」

・・・・・なんだか、より一層
「かわいそうな先輩」感が漂ってるんですけど。

まーね。いいのです。
のりぞう、新人たちと「仲良く」なりたいわけではないのです。
新人たちがそこそこ元気に、そこそこ楽しく
やめたいな、と思うことがあっても、
その思いをひとりで抱え込むことなく、
みんなで愚痴りつつも、でも働くかな、と思いなおすような
そんな日々を送ってるんだろうな、ということが
なんとなく分かりさえすれば。
まったく疎遠になってしまうっていうのは寂しくてたまらないので。

見かけたときに近況を聞けるような
久しぶりに会ったときに
「お!のりぞうさんじゃないですか!」と話しかけてもらえるような、
そんな関係を維持することが目標です。

・・・・「仲が良くない」と周囲に思われてるようじゃ
そんな関係性が築けてるとはとても思えませんが。
うん。頑張ろう。

ふたりの元気の源です

2007年06月22日 02時09分49秒 | 日常生活
6月も終わりになって、双方共に落ち着いてきた(ハズ)なので
ぽこりんと遊ぶ約束をとりつけました。
久々の逢引きです。

ばんざーい!
来週の今頃は、暑くてたまらない猫数匹を思いっきり放し飼いにするぞー。

というわけで、逢引きの詳細を決めるため、
ぽこりんと電話でお話しました。
しかし。
来週の逢引きの詳細を決める前に、今後の遊び予定がさくさく増えました。

【決定事項】
 ・夏が過ぎたあたり(9月ごろ?9月以降?でも必ず年内!)に
  遠出をするぞー!
 ・夏あたりにお試しパン教室を体験してみるぞー!

・・・・いつものことながら、まったく具体性のない計画です。
そもそも「日程」がアバウトすぎ!
しょうがないんです。
二人揃って「思い立ったらすぐ行動!」できる人を
尊敬のまなざしで見上げてしまうような腰の重さです。
近場ならくるくる動けますが、遠出には心の準備が必要なんです。

「どーする?」「どーする?」と何度も打ち合わせを重ねながら
心の準備をじっくりと行い、結局のところ、実際の準備は
直前まで何も決めることなく、間際になってばたばたとするタイプです。
入念な心の準備が必要なあたり
「せんしてぃぶ」だと言えないこともないふたり。

そんなふたりが昨日の電話で、
心の準備をすることもなく即座に決定したこと。

 ・来週の夕食は甘いものオンリー♪

決断力総動員。甘いものの力は偉大です。
さあて。
来週の今頃は徹底的に自分を甘やかしちまうぞー。

ホテリア

2007年06月20日 23時17分20秒 | テレビ鑑賞
■ホテリア
■のりぞう的2007年春クール4位
■木曜夜21時放送
■出演:上戸彩、及川光博、田辺誠一、サエコ
    西田尚美、片平なぎさ、東幹久、小田茜

■ストーリ
 一流ホテルを舞台に、そこで働くスタッフたちの人間関係と友情、
 またそのホテルの買収をもくろむ企業買収家と経営者の攻防を
 描いた作品。

■感想
 上戸彩ちゃんって美しい・・・・。
 この一言に尽きたドラマでした。
 金八先生の頃は、「ボーイッシュなかわいい女の子」だったのに。
 すっかり「オトナの女性」になっていて、
 上戸彩ちゃん目当てにストーリーのほうは深追いすることなく
 ひたすら鑑賞しておりました。
 美しい女の子って見てるだけで幸せになる・・・。

 韓国版「ホテリア」はのりぞう家族全員が
 「ペ・ヨンジュン氏出演作品の中で最も彼がかっこいい」
 という認識で一致している作品です。
 ペ・ヨンジュン氏のかっこよさといい、結末の幸せっぷりといい
 ヒロインの扱いのお姫様っぷりといい、申し分なく大好きな作品。

 思い入れの強い作品だけに、最初から期待せずに
 見ることにいたしました。それが功を奏した気がします。
 ペ・ヨンジュン氏が演じた作品を及川さんが好演。
 ドラマに出ているときの及川さんは誠実な印象の役柄が多く
 またそういった役柄がなぜかとってもよく似合うのです。
 そのイメージが今回のドラマでもよく合っていた気がします。
 ・・・が、上戸氏の相手役としてはやや年が離れすぎてないかい?
 もっと近い年代で「王子様」はいなかったのかい?
 と思わないでもありません。

 個人的にテレ朝さんのドラマは非常にB級色が強く
 そこがなんともツボだったりします。
 だって、ミッキーに小田茜ちゃんに片平なぎささんですよ?
 みんな表情がとっても豊か。悪く言えば、少々大袈裟。
 舞台でも通用しそうなハイテンションぶりがいい感じでした。
 うん。テレ朝の作品はこうでなくっちゃ。

気を使ってるんです。

2007年06月18日 22時45分32秒 | 日常生活
新人研修のカリキュラム毎に新人からアンケートを取っています。
それぞれの有益度を調べて、来年度の新人研修に反映させるためです。
現在はその集計作業中。

しかし、困ったことに、数名分のアンケートが見つからず
改めて提出してもらうようお願いメールを出しました。
でもね。新人研修期間中のアンケートだもんね。
もうファイルを捨てちゃってるかもね。
もっと早くにアンケートの数だけでも確認しとくべきだったわ。
と、反省をしていると、新人君から電話がかかってきました。

「のりぞうさーん。
 もうアンケートとってないとって。」

ビンゴ!すごい、私!
って喜んでる場合でも何でもないけど。

うん、そんな人もおるんじゃないかって心配しとったとって。
ごめんけど、もう一回、アンケートに答えて
提出しなおしてくれん?

「だって、もうこの16日に何をしたのか
 まったく覚えとらんもん。」

・・・・あぁ。そんな予感もしてました、実は。
講師も覚えてないと?まったく?ちらっとも思い出せん?

「うん。全然、思い出せん。どんな人?」

ほら!おじいちゃんって感じの人よ。
ちょっと癖があったオモシロイ人よ。
山田さんていう名前にも聞き覚えない?

「えっと。確かサブ講師が川上さんだっけ?」

そうそう!その人!すごい!思い出せた?!

「うんや。サブ講師は思い出したけど、メイン講師は全然。
 どんな人やっけ?」

なんでー!?
ほら、打ち上げのときにもいらしてくれたやん!
おじいちゃんよ?おじいちゃん!

「・・・・ごめん。俺、あの日の記憶が全くないっちゃん。」

・・・・飲みすぎには気をつけてね。
そして、一日一日を大切に生きてね。
ま、とにかく、後は任せた!
どんな方法を使ってもいいから、アンケート出して!

と、強引にお願いをして電話をきったところ
隣の席の上司が噴き出しました。

「講師の特徴表すのに「おじいちゃん」はないやろー。
 仮にも講師なんやけん。
 もっとやんわりとした表現方法があるやろ。」

・・・気を使った上での「おじいちゃん」なんですけど。




一番に思いついたのが「はげたおっさん」だったなんて
今更、上司には言えない。。。

トリツカレ男/いしいしんじ

2007年06月18日 21時15分36秒 | 読書歴
■トリツカレ男/いしいしんじ
■ストーリ
 ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。何かに夢中になると、
 寝ても覚めてもそればかり。オペラ、三段跳び、サングラス集め、
 潮干狩り、刺繍、ハツカネズミ・・・・。そんな彼が、寒い国から
 やってきた風船売りに恋をした。無口な少女の名は「ペチカ」。
 悲しみに凍りついた彼女の心を、自分の持っているものすべて使って
 あたためようとするジュゼッペ。まぶしくピュアなラブストーリー。

■感想 ☆☆☆☆
 心温まる童話のような小説。
 夏ではなく、冬に暖かい部屋の中で読むと
 心までほかほかと温まるような。
 もしくは晩秋の頃、落ち葉がつもる公園で
 「もうすぐ冬だな」と感じながら読み勧めたいような。
 そんなお話だった。

 私の目指す「愛する」ことは、
 このお話に出てくるような感情のことだ。
 見返りがなくても誰かのために動けること。
 愛する人の幸せを心から祈れること。
 自分の幸せよりも愛する人の幸せを最優先させること。

 並べるだけで今の私には「無理」だと分かる。
 無理だと思うから余計にこの世界に憧れながら浸った。

俗物なんです。

2007年06月18日 00時50分21秒 | 日常生活
本日は教会の若者メンバーによる「のりぞうを励ます会」でした。
・・・・のりぞう主催です。
誰かによる「のりぞうのための」会ではなく
のりぞう主催による「のりぞうを励まして」という懇願の会です。

と言っても、集まって特に何をするわけでもなく
ただ、みんなで楽しく飲むだけです。
のりぞうの誕生日がメンバーのひとりの忘れられない記念日と
同じ日だということが発覚したり
メンバーのひとりの趣味が読書で
「メイド刑事」なる本がオモシロイとお勧めされたり
メンバーのひとりのオモシロ画像をみんなで閲覧したり
と、のりぞうが中心になるわけでもなく
うだうだと大笑いしながら食べたり飲んだりしました。

二次会は場所を変え、ほんの少し真面目な話をしたり
毒舌トークを繰り広げたり、教会の将来について語り合ったり
こちらも相当にオモシロイ場でございました。

帰宅途中、教会メンバがのりぞうに尋ねてきました。

「で、結局のところ、今日の会で
 のりぞうくんは励まされたわけ?」

ええ。すっごく。
自分より辛い人がまだいるんだなって分かりましたから。

「ひどいね。自分より下を確認せな、元気になれんったい。」

・・・・・申し訳ない。
まったく教会で何を学んでんだか。

元気が出ました。

2007年06月18日 00時40分13秒 | 日常生活
本日は教会の若者メンバーによる「のりぞうを励ます会」でした。
・・・・のりぞう主催です。
誰かによる「のりぞうのための」会ではなく
のりぞう主催による「のりぞうを励まして」という懇願の会です。

と言っても、計画力がまったくないのりぞう。
集合時間もお店も本日の礼拝後、
お昼ごはんを食べながら決めました。
しかも、のりぞうが候補として挙げたお店は
行ってみたものの、日曜休業でした。
どこまでもぐだぐだの企画です。

まあ、いいんです。
要はみんなで集まってお話したりご飯食べたりできれば。
・・・お酒もね。

まったりと本日の予定について話し合っていたのりぞうたちに
教会員のご婦人が話しかけてきました。
「今日、のりぞうちゃんを励ます会って本当?」

ええ。そうなんです。励まされる予定なんです。

「なにか辛いことでもあった?失恋?!」

いえいえ。特に辛いことなんてないんですけどね。
ていうか、失恋さえもできないかわいそうな子なんで。
励ましてくださいー。

「なんだ。特に辛いことないのね?失恋もしてないのね?
 本当に辛いんだったら、追い討ちをかけてやろうかと思ったのに。」

・・・・オニー!!ここに、オニがいますよー!
でも、なんだか元気が与えられました。

ここ最近の疑問

2007年06月17日 23時58分12秒 | 日常生活
四月から周囲におめでたい話が渦巻いていて
今年は二次会のみの出席も含めて5回も「門出」を見届けた。

そして、本日。
高校時代の友人が結婚しました。
めでたい、めでたい。本当にめでたい。

実は、ずっと仲良くしていたにも関わらず
恋愛時代のノロケ話をまったく聞いたことがないばかりか
彼氏がいることさえ知らなかった私たち。
でも、彼女からの「結婚します」の連絡に
友人一同、誰ひとりとして驚きませんでした。
うん。次があるとしたら、絶対にあなただと思ってました。
そりゃ、そうだよね。
私たちここ10年、何回も集まったけど
一回たりとも「恋愛トーク」で盛り上がったことなかったもんね。
そんな環境では「彼氏がいる」ことを話すタイミングもないよね。

というわけで、だんな様を本日、初めて拝見いたしました。
すっごく素敵な方でした。
お似合いの二人でした。
みんな笑顔の一日でした。
結婚式って、「新郎新婦ふたりのため」だけでもなく
「新郎新婦の両親のため」だけでもなく
「出席者全員」のものなんだなぁ、と実感しました。
友人一同、何度も何度も
「幸せだよね。」
「自然と笑顔になるね。」
と言い合った一日。今もまだ幸せ。

・・・・ところで、ここ最近、結婚式に出席するたび
なぜか「新婦の父親」に共感してます。
「新婦の父親」目線で泣けてきます。

・・・・なぜに「新婦の父親」?
どこまでオトコ目線なんだ、自分。