旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

紫陽花咲く長谷寺へ 江ノ島電鉄を完乗!

2016-06-04 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

 長谷寺の紫陽花が咲き始めた。
四季折々の花木に彩られて“鎌倉の西方極楽浄土”と謳われ、花の寺として親しまれる。
梅雨の季節には40種2500株の紫陽花が群生する“アジサイの径”の散策が楽しい。

江の島を訪ねた余勢を駆って江ノ島電鉄を呑み潰す。
鎌倉散策の一番人気の鶴岡八幡宮、奥州を平定した源頼朝が石清水八幡宮を祀ったもの。
朱が鮮やかな本宮は、修学旅行生と訪日外国人観光客で賑わっている。

 

“江の電” の愛称で愛されている江ノ島電鉄は、湘南の観光地を巡るレトロな電車。
鎌倉から藤沢までの10kmは、美しい海が車窓を流れるご機嫌な路線だ。

この季節は江ノ電と紫陽花をカメラに収めようと、線路沿いにカメラを構える人が多い。

      

紫陽花の名所“長谷寺”では、山門の大きな提灯が迎えてくれる。鮮やかな朱が眩しい。

観音山の中腹の見晴台からは、鎌倉の街並みと由比ヶ浜、遠く三浦半島まで見渡せる。

 

眺望散策路では咲き始めた紫陽花が美しい。

江ノ電唯一のトンネルを抜けると極楽寺駅に到着する。

最近では人気ドラマ「最後から二番目の恋」の舞台となった極楽寺駅周辺。
ボクには、勝野洋主演の「俺たちの朝」の方がしっくりくる。

「関東の駅100選」にも選ばれた鎌倉高校前駅も、ドラマやアニメにも頻繁に登場する。
江の島を背景に海岸線を江ノ電がガタゴト走る構図は、まさに湘南の風景と言える。
腰越商店街を抜けた江ノ電が、江の島を背にすると、終点の藤沢まではあとわずかだ。

江ノ島電鉄 鎌倉~藤沢 10.0km 完乗

ロマンス / 原田知世