旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

夕暮れ東京散歩Vol2 ゆりかもめを完乗!

2017-11-27 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

 豊洲から "ゆりかもめ" に乗車してます。結果的に3週連続の新交通システム乗車になる。  

終点の豊洲駅から先、高架の路盤は晴海通りを月島方面に曲げて止まっている。 
1990年代初頭には、東京駅まで延伸を計画していたそうだ。 

乗ってはじめて気付いたけれど、豊洲口はこのとおりガラガラなんだね。
実際、私も新橋から国際展示場間しか普段は乗らないから。
そうゴーストタウンのような市場前駅では誰ひとり乗降しないのだ。 

船の科学館駅で擦れ違う下り列車は親子連れやカップルを満載している。
この先、ヴィーナスフォートはあるし、プロムナードはイベントで賑やかだからね。 

台場駅で途中下車する。11月末の秋の陽は間もなく沈みそうだ。 
夕暮れの台場には2つの彫像、自由の女神とユニコーンガンダムだ。 

16:30、レインボーブリッジと東京タワーに灯が入る。薄暮に浮かんだ紅いタワーが美しい。 
足元には何艘もの屋形船が遊んでいる。宴は賑わっているかな。 

レインボーブリッジを渡ってループした "ゆりかもめ" は、北へと針路をとる。
右手には日の出、竹芝のクルーズ船、左手には1号羽田線のテールランプの帯が美しい。 

マッチ箱のような6両編成は台場から15分で、すっかり暮れた新橋駅に終着する。
汐留口には、新橋駅前ビル1号館など旧いビルに立呑み屋がひしめいているのだ。
訪れたのは「魚金ゆりかもめ店」、1階は10席程度の立ち飲みカウンター席がある。 

まずは "プレミアムモルツ" に "あら煮大根"、だし汁がしみ込んで絶品。
箸休めは "トマトワサビ醤油がけ"、美味い。これは家呑みで真似てみよう。

3品目は "ハラスのちゃんちゃん焼き"、味噌が効いていて酒がすすんでしまうな。
酒は館林は龍神酒造の "特別純米 尾瀬の雪どけ" をいただく。
ほのかな果実香と滑らかな口当たりの酒は、肴を選ばないね。
日が短い此の季節こその夕暮れ散歩。愉しくも美味しい東京の週末を堪能だ。

ゆりかもめ 豊洲~新橋 14.7km 完乗 

わな / キャンディーズ 1977