太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

年末

2014-12-20 22:10:39 | 日記
年末に向かう、慌ただしい喧騒が好きだ。

クリスチャンでもない私は、クリスマスはただのイベントでしかないけれど、

クリスマスも初詣も一緒くたに楽しんでしまえる国に生まれてよかったと思う。



どこに行っても流れてくるクリスマスの歌も、

プレゼントの買い物か、きもち早足で歩く人びとも、

日本で働いていた時に、「じゃ、年内に」というセリフが飛び交うのも、

何か楽しいことがあって、大きな何かが終り、新しく始まるのだという

ワクワクした気持ちになる。




子供の頃、大晦日が好きだった。

本来なら子供は寝ていなくてはいけない時間に

堂々と起きていて、しかも夜中にお蕎麦を食べたり、

日の出や初詣のために夜中に出かけるという非日常が、この上もなく楽しいことだった。

その頃の気持ちを思い出すから、今でも年末が好きなんだろうか。



日本人にとっては、クリスマスよりも元旦。

アメリカ人には、元旦よりもクリスマス。

年末年始休暇があるのは日本だけで、アメリカではクリスマス連休はないけれど

日本の正月のように、クリスマスは家族と過ごすもの。




ハワイに住むようになって、4回目の年末。

年末年始も関係なく働くようになって、3回目の年末。

ホワイトクリスマスに憧れたけど、日に焼けたサンタクロースが

アロハシャツにサングラス、サーフィンしながらやってくるクリスマスもなかなかいいなと思う。



今年のクリスマスは、本土から親戚達が集まる。


両親の家ではでかいクリスマスツリーが飾られているが、我が家にはナシ。

猫達が遊んでしまうのもあるけど、私も夫もあまりそういうのは興味がないから。

ハワイで本物のモミノキが気の毒、というのもあり。

でもクリスマスパーティにはしっかり参加。

プレゼントも用意した。

そして年が明けたら初詣に行くのだ。

日本を離れても、適当にイイトコ取りの精神はそのままだ。



ショッピングモールに、サンタクロースが出始めた。

子供達が列をなして、サンタクロースの膝に乗り、欲しいものをリクエストする。

人生の後半、私には馴染みのないこんな年末も、私の思い出になっていくのだろう。


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