太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

節分

2015-02-01 22:46:01 | 日記
ホノルルにある 妙法寺 に、節分のお祓いに行って来た。

昨年、友人に誘われて初めて行った。

昨年はお経のあと、オペラを歌うという若いお坊さんのお話を聞き、一人ずつお祓いをしてもらい

最後に車のお祓いまでしてもらった。

そのあと、私達の人生はとてもいい方に変わっていった気がする。

妙法寺の雰囲気もとても清々しいし、お坊さんも良い感じだし、今年もぜひ行こうと思っていたのだった。



スコーンと抜けるような青空に、乾いた風が吹いて、気持ちがいい日だ。

緑に囲まれたお寺は、ひときわ涼しく、1年ぶりにアットホームな本殿に入った。

今年は、日本から来たお坊さんが加わって、その方が主になってお祓いをした。

昨年のように、お経のあと、一人ずつお祓いをして、厄年の人が豆まきをし、

車のお祓いもしてもらった。

お経を唱えながら、拍子木のようなものでカチッカチッと、かなり大きな音を立てる。

その音がするたびに、そこの空気がピンと澄んでゆくのがわかる。



1時間ほどで全てが終わり、お昼を食べて家に向かう時に、

夫がおもむろに「お経の時に何か見た?」と言う。

私も友人も何も見なかった。



「合掌しながら目を閉じていたら、第3の目のところがすごく温かくなって、

キリストとかモハメドとか仏陀とか観音とか、数えきれないほどの顔が

次々に第3の目に浮かんでは消えていくんだよ。

顔が消えて次の顔が出るまでそこはピンクで、なぜそう思うかわからないけど、子宮みたいだと思った。

全然怖さはなかった。ただ、起きていることを止められなかった。

お坊さんが僕をお祓いしてくれた時には、電流のように大きなエネルギーを体に感じたよ」



私の隣でそんな体験をしていたなんて。

私はまーーーったく何も見なかったのに。

夫は一人でバリ島に行った時にも似たようなことがあった。

シャーマンが夫に向かって、あなたはスピリチュアルな人間だと言い、マントラを唱えて、一連のことが終わると

夫は自分の意思とは関係なく、いきなり涙がでて来て、号泣したのだという。

「肩の荷を一気に下ろして降参した、そんな感じだったよ」

その場にいた20人ほどの中で、オイオイ泣いているのは夫だけだったらしい。



スピリチュアルな人間ねえ………


瞬間的に怒り、暴言を吐き、お酒をやめられず、言葉が悪く、

躁鬱の気があり、我慢が足りず、大げさで、オンとオフのスイッチしかない。

そりゃいいところもたくさんあるけど…

スピリチュアル的に敏感にできているのと、スピリチュアル的に生きようとするのは

全く違うことなんだろうな。

夫は私のスピ話をじっくり聞いてくれるし、共感もするけれど、

じゃあ意識的に生きようとか、スピリチュアルな知識を得ようとか思わない。

それなのに、今日、夫はこう言ったのだ。



「仏陀とか観音とか、そりゃあたくさんの顔が変わるがわる出てきて、

両親とか自分も混ざったりするんだけど、顔が違っても、みんな一つなんだよ。

キリストも観音もハニワも僕も、みんな一つの存在で、繋がっているんだよ」



私は知識だけで、まだ本当の核の部分は腑に落ちていない、このことを、

この酔っ払いのガイジンは、さらっと言うのだから。

私とは逆で、夫の場合はわかっているけど、知識としてではないから

自分でもうまく説明ができない。

説明がつくように理解しようとしている私に問題があるといえばある。

庭で妖精見るのも夫だけ。

メネフネとニアミスするのも夫だけ。

変なのが来た時に感じるのは私だけ。

なんだか、これって不公平じゃないか?感じ悪くない?



というわけで、今年も無事に1年が始まる。

私には節分のほうがお正月よりも「新年」という感じがする。

来週の日曜には、レイナのところに行ってロミロミと

エネルギーバランスを整えてもらうつもり。




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