太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

月に8万円

2015-02-17 23:11:28 | 日記
職場に見えるお客様が働いている店が閉店することになり、

新しく仕事を探しているのだという。

とりあえず、離職後も医療保険は必要なので、保険会社に行ってきたのだという話で、


「今の保険のプランをそのまま維持するとなると、月々の保険料が 820ドル なんだってーー」


1ヶ月に支払う保険料が、 8万円以上。


おそるべし、アメリカの保険。



週に20時間以上働くフルタイムになると、会社が保険を払う義務がある。

全額払ってくれるところもあれば、半額負担するところもある。

アメリカには、日本のような国民保険制度がないから、個人で医療保険に入らなければならず、

家族が多ければ、家族の数だけ保険料がかさみ、

月に15万円か20万円の保険料を払っている人もいるのだ。

それプラス、家賃やら光熱費やら食費やらがあるわけで、

いったいどれだけお金がかかるのかと思うと、ゾーっとする。



私も夫も、ラッキーなことに会社が全額負担してくれているので、支払う保険料はないけれど、

夫が勤めた最初の会社は半額負担で、夫が無職の時には5万円以上払っていた。(無収入なのに月に5万はキツイ)


オバマさんは、アメリカの保険制度を改革し、

貧しい人にも医療が受けられるようにしようとがんばってくれているらしいのだが、

いったいそのオバマケアはどこにいってしまったのだろう。

ものごとが変わるまでには時間がかかるのはわかるけれど・・・



アメリカの州の中でもダントツで平均賃金が安いハワイでは、

保険料を払えないので、保険に入っていない人も多くいる。

今のままのアメリカじゃ、裕福じゃない人は医療を受けられないし、

救急車だって有料だ。(聞いた話だと5万円ぐらいというけど真偽はわからない)




そのお客様は、あまりカバーされない安いプランに変更して、

次に仕事を見つけるまでのつなぎにするのだといった。

それでも月に3万円余りはかかるらしい。



アメリカに住むのだから、都合の悪いアメリカの一面も

不満の種にすることなく受け入れようと思って、アメリカにやって来た。

日本人の私が、日本が住みやすいのは当たり前。

けれど、大先進国にしてはあんまりじゃないか、と小声でつぶやきたくもなる。

こんな大事なときに、オバマさんたらあんなことになってしまい残念。










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