家の外の花壇に水を撒こうとしたら、
マグノリアの木の下で小鳥が死んでいるのを見つけた。
まただ。
ここで見つけるのは2回目。
マグノリアの木のある外壁には、2階部分に三角形の、明かり取りの大きなガラスがある。
気持ちよく飛んでいたであろう小鳥は、ガラスがあることに気付かず
ぶつかってしまったのだろうか。
明かり取りの大きな窓からは、夜は星が見えるし
昼間はさんさんと光が入って気持ちがいいけれど、
鳥にとっては危険なものを作ってしまったことに心が痛む。
なにしろハワイには本当にたくさんの鳥がいるのだ。
以前ここで見つけたのはメジロに似た鳥で、プルメリアの苗の元に埋めた。
今日の鳥は、カーディナルという種類の鳥で、
全体が黒とグレイで、お尻のあたりが、花が咲いたようなキレイな赤。
スズメよりも少し大きい。
アガパンサスの花の元に、穴を掘ってカーディナルをそっと入れた。
黒い羽はまだ艶があって、胸元には白に近いグレイの柔らかそうな羽があり、
まるでタンポポの綿毛のようだ。
目を少し開けたままのカーディナルの、息を止めたものは何だろう。
また私は同じ疑問に突き当たる。
カーディナルを生かしていたものは何だろう。
健康な人で、息を吸って、吐いて、と意識している人はいない。
血液を作ろう、髪を伸ばそうと頑張っている人もいない。
それなのに私たちは、呼吸をし、血液は巡り、髪は伸びる。
そうさせている力は、いったい何だろう。
その動きを止める力は、何だろう。
小さな種のどこに、大木になる力があるのだろう。
自分は黄色いハイビスカスであることを忘れない、その記憶はどこにあるのだろう。
なにかとてつもないミラクルの中に命はある。
カーディナルのお墓の上に、小さい薔薇を植えた。
プルメリアが咲いたら、あの小鳥を思い出すように。
薔薇が咲いたら、カーディナルを思い出すように。
にほんブログ村
マグノリアの木の下で小鳥が死んでいるのを見つけた。
まただ。
ここで見つけるのは2回目。
マグノリアの木のある外壁には、2階部分に三角形の、明かり取りの大きなガラスがある。
気持ちよく飛んでいたであろう小鳥は、ガラスがあることに気付かず
ぶつかってしまったのだろうか。
明かり取りの大きな窓からは、夜は星が見えるし
昼間はさんさんと光が入って気持ちがいいけれど、
鳥にとっては危険なものを作ってしまったことに心が痛む。
なにしろハワイには本当にたくさんの鳥がいるのだ。
以前ここで見つけたのはメジロに似た鳥で、プルメリアの苗の元に埋めた。
今日の鳥は、カーディナルという種類の鳥で、
全体が黒とグレイで、お尻のあたりが、花が咲いたようなキレイな赤。
スズメよりも少し大きい。
アガパンサスの花の元に、穴を掘ってカーディナルをそっと入れた。
黒い羽はまだ艶があって、胸元には白に近いグレイの柔らかそうな羽があり、
まるでタンポポの綿毛のようだ。
目を少し開けたままのカーディナルの、息を止めたものは何だろう。
また私は同じ疑問に突き当たる。
カーディナルを生かしていたものは何だろう。
健康な人で、息を吸って、吐いて、と意識している人はいない。
血液を作ろう、髪を伸ばそうと頑張っている人もいない。
それなのに私たちは、呼吸をし、血液は巡り、髪は伸びる。
そうさせている力は、いったい何だろう。
その動きを止める力は、何だろう。
小さな種のどこに、大木になる力があるのだろう。
自分は黄色いハイビスカスであることを忘れない、その記憶はどこにあるのだろう。
なにかとてつもないミラクルの中に命はある。
カーディナルのお墓の上に、小さい薔薇を植えた。
プルメリアが咲いたら、あの小鳥を思い出すように。
薔薇が咲いたら、カーディナルを思い出すように。
にほんブログ村