太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

before after

2016-10-20 19:49:39 | 日記
名前を呼ばれて振り向くと、隣家のブライアンちの奥さん、デニースが

車から出てきたところだった。

手を振って、近づいてゆくと・・・・・

それは娘のアシュリーだった。



と、ここまで書いても、いったいなんのことだかわからないだろう。



ブライアンちは、奥さんのデニースと、長女アシュリー、長男コールの四人家族だ。

ブライアンとアシュリーは中肉中背。デニースとコールは同じぐらい太っていて、

父と娘、母と息子が似ることはよくあるもんね、と思っていた。

2年前、アシュリーが本土の大学に進学した。

昨年、帰省したときには、まだ昔のアシュリーだった。

春先には、ちょっとふっくらしたかと思ったが、まだアシュリーだった。

そして今日、もう昔の面影は一片たりとも残っていなかった。



日本で肥満でも、アメリカじゃ肥満のうちに入らない。

だから、ひとくちに太いといっても、どのぐらいなのかを説明する必要がある。


・メガトン級

これは相撲取りでも大きいほうの、小錦クラスである。

飛行機の座席は間違いなく三人分だろう。


・ヘビー級

日本じゃ、ほとんど見かけない太り具合。二の腕が常人の太腿ぐらいあり、

ズボンは片足に日本人がすっぽり入る。

飛行機のエコノミー席は無理ではないかと思われる。


・ライト級

前から見ても横から見てもまんまる。

日本人で、すっごく太った人、と言ったらこのクラス。



デニースはライト級。

5年前、高校生だったアシュリーの、フラダンスの発表会に行ったのだが、

わりと体格のいいメンバーの中で、アシュリーは腰まで伸ばした金髪が揺れて、

背中からウエスト、腰にかけてのほっそりとしたラインがなまめかしく、天使のようだった。

こんなに美しい子の隣に住んでいるのが誇らしかった。

大学を出たら看護士になるそうで、まさに白衣の天使だなあと思った(アメリカの看護士は白衣じゃないけども)


あれから5年。

今、アシュリーは堂々のライト級入り。

首があったところが顎になっていた。

なまめしかったウエストは、もうなくなっていた。

思わず頼りたくなる看護士になると思う。

顔立ちは美しくて、素材がいいだけに残念でならない。

どうかこれ以上大きくなりませんように。









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