太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

アーティチョークは何の味

2018-07-30 08:03:36 | 日記
ところ変われば食べ物も変わる。

アーティチョークは、日本にいた頃は食べたことはおろか、見たこともなかったものの一つだ。

ここでは、よく食べる。



見た目も不思議なら、食べ方も変わっている。

全体を蒸すか、お湯を張った容器にいれてレンジで加熱してから、

ガク(?)の部分を1枚ずつはがして、その根元のほうだけを前歯でかじり取る。

大きな花びら状のガクの根元の、食べる部分はほんの5ミリ。

いったい、どこの誰が最初に食べてみたのだろう、と不思議に思う食べ物は数あれど、

アーティチョークもそのひとつだ。



アーティチョークを食べるたびに、これは何の味に似ているんだろうかと考える。

なにかに似ているけど、思い出せない。

姉一家がハワイに来たとき、アーティチョークを生まれて初めて食べた義兄は大変気に入って

「これは茹でたとうもろこしの味だ!」

と言った。

近いが、ちょっと違うと私は思う。

そして昨日、アーティチョークを食べながらひらめいた。



茹でた里芋の味だ!



そう気づくと、もう里芋の味しかしなくなってくる。

他のみんなは、アーティチョークを何かの味のディップにつけて食べるけれど、

私はそのまま食べるほうが好きだ。

それもそのはず、味は里芋なんだから。

あの、ぽくぽくとした素朴な味と風味が懐かしい。

酢味噌なんかにつけてもいいんじゃないかと思う。






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