太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

クリスマスパレード

2018-12-01 15:53:12 | 日記
私が住む地域では、毎年恒例のクリスマスパレードがある。

学校や教会、企業などがエントリーして、思い思いの工夫をした乗り物で

約2キロをゆっくりとパレードする。

この乗り物、日本でいうとおみこしみたいなものか。

夫が子供の頃、義父が所属する歯科医グループや教会のパレードに参加したというから

その歴史は40年以上だと思われる。

そのパレードに、私の働く職場が初めてエントリーした。

揃いのTシャツを作り、ワイキキで使うトロリーを借りてデコレーションをし、

10人ほどがトロリーのそばを歩きながら、沿道で見物する人たちにキャンディを配る。

私は歩くグループに立候補した。



同僚ジェイミーとあたし。



クリスマスツリー用の もみの木 の店も出ている。



ミリタリー マリンベースの行進。生で見るとかっこいい。



消防署の人たちも参加。





教会の団体。台車の上の子供達が一斉にフラを踊るのがかわいいのだ。



馬もたくさん出た。列を後ろには、馬が落としたものを拾う人たちもしっかりといる。



角を曲がってきたのが、私達のトロリー。歩く組はここで合流する。

2キロを40分ほどかけて歩いた。

封鎖した幹線道路の両側には、ぎっしりと見物客が並んでいて

初めてパレードを見た私は驚いた。

帰りは、トロリーに乗ってスタート地点のモールまで戻ってきた。

ワイキキでよく見かける、日本人の旅行客が乗っているのと同じトロリーだ。

じつは1度乗ってみたいと思っていたのだった。

窓がなく、座席が外側にむけて作られていて、心地のいい風がびゅんびゅんと顔をなでる。




日本には、神社がたくさんあるし、有名なお祭りも数え切れないほどある。

ハワイにはそれがない代わりに、こうして地域をあげてパレードをする。

それも、まったく洗練されていない、手作り感満載のパレードだ。

この田舎くささが、なんとも良い。

全米でも、賃金の低さと物価高が共にトップクラスというハワイは、貧しい人が多い。

近代国家なら、富裕層が少しで底辺に向かって多くなるピラミッド型になるのが

ハワイは、富裕層がドカンとあって、ほんの少しの中間層、あとはほとんど底辺層という砂時計型。

ハワイの富裕層は、日本の一般的な金持ちとは桁が違うんだよなあ。

貧しいけど、ぜんぜんへこたれてないのがハワイの人たちのすごいところで、

こういうおまつり的なことをやると、本当にみんな笑顔で、ものすごく楽しんでる。



パレードのあと、みんなでランチを食べた。

このために、1日お店を休まなくてはならないし、準備もお金もかかるけれど

来年からも毎年参加しよう、ということになった。










にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村