太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

年おとこ

2019-02-03 18:48:07 | 日記
今日は節分。

節分のご祈祷を受けにホノルルの 妙法寺 に行くようになって何年になるだろう。

ご祈祷の間に、たくさんの「お面」を見させられたり、不思議な体験をする夫。

この節分は、我が家にとって欠かせない年中行事になっている。

2月の第一日曜日と決まっているから、その日が必ずしも節分でないことの方が多いのだけれど

今年はドンピシャで節分当日。

なんだか縁起がいいぞ。

そして第一日曜日は、アメリカンフットボールのスーパーボウルの日でもある。

多くの人は、家に友達を呼んでスーパーボウル観戦パーティをやる。

とくに試合が始まる午後になると、道はガラガラだ。

夫も、夫の両親もフットボールには興味がないので助かった。

野球のルールだってよくわからないスポーツオンチの私が、アメフトなどわかるわけがない。


妙法寺のご祈祷は10時から始まる。

ご祈祷の最後に、年オトコ、年オンナの人達が前に出て、大豆を豆まきする。

夫はイノシシ年の年オトコで、今年は自分が前に出て豆を撒ける、とずっと楽しみにしていた。

お寺についてみると、赤ちゃんから12歳ぐらいまでの子供がたくさんいたので驚いた。

いつもは半分以上がお年寄りなのに、ことしはいったいどうしたことか。

ご祈祷が終わり、豆まきの段になった。

夫はすぐに前に出られるよう、最前列の椅子に座っていた。

するとご住職が言った。

「今年はお子さんがたくさんお見えですので、みなさん前に出て豆まきをしましょうか」

子供も、彼らの親も大喜び。

「大人の方もどうぞ」

とってつけたようにご住職が言う。

私は夫の肘を突いた。

「いいよいいよ、子供達にやらせてあげよう」

子供達が豆まきをするのを、ネッチリとした視線で見守る夫。

お寺を出てから、夫がつぶやく。

「イノシシ年だったのに。何年も前から待ってたのに」

「だから前に出ればよかったじゃん」

「今度の年オトコは12年後だよ。60だよ。年寄りで車椅子だよ」


いや、その発言はいかがなものか。

年寄りで車椅子の60に、私はあと5年で到達するんですが。

あんたが60の時、あたしゃどうなる。



豆まきをずっと楽しみにしていた夫を、ちょっと気の毒に思っていたけど、

年寄り発言ですべて撤回となった。












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