サイレンの語源をご存知だろうか。
私は、他の人が普通に知っていることを知らないために、
数え切れないほど恥をかいてきた。
二十歳過ぎて、梅の実が熟して梅干になると発言して母を悲しませた。
だからきっと普通の人は知っているのだろうけど。
新しい映画の予告を、テレビで観た。
海に住む主人公が、陸にもいる、ということは人魚であろう。
その映画のタイトルが
SIREN
なのである。
私は何も考えずに夫に聞いた。
「主人公の名前?」
「サイレン(英語ではセイレン)だよ」
「ウーウーっていう、あのサイレン?」
「そ」
「なんで?」
「海に住む生物だからでしょ」
「????」
夫が言うには、古い言い伝えで、人魚が美しい歌声で船乗りを誘惑し、船を難破させる。
その生物の名前がサイレン(セイレン)で、のちにその歌声のことをサイレンというようになった。
調べてみた。
サイレンは、英語「siren」からの外来語で、ギリシャ神話の魔女「Seiren(セイレン・セイレーン)」の名に由来する。
セイレンは、上半身が女性、下半身が鳥の姿をした海の魔物で、美しい歌声で船人を誘惑し、難破させたといわれる。
人を不安にさせる、あの音を
魔女の美しい歌声と同じ単語にするとは、なんという秀逸なセンスだろうか。
人魚ではなく、上半身が人で、下半身が鳥だったけど
夫はそういう雑学によく通じている。
「物知りだねえ!」
シンガポールはフィリピンにあると信じていた私に、そんなことを言われても
夫はぜんぜん嬉しくもなんともないのである。
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私は、他の人が普通に知っていることを知らないために、
数え切れないほど恥をかいてきた。
二十歳過ぎて、梅の実が熟して梅干になると発言して母を悲しませた。
だからきっと普通の人は知っているのだろうけど。
新しい映画の予告を、テレビで観た。
海に住む主人公が、陸にもいる、ということは人魚であろう。
その映画のタイトルが
SIREN
なのである。
私は何も考えずに夫に聞いた。
「主人公の名前?」
「サイレン(英語ではセイレン)だよ」
「ウーウーっていう、あのサイレン?」
「そ」
「なんで?」
「海に住む生物だからでしょ」
「????」
夫が言うには、古い言い伝えで、人魚が美しい歌声で船乗りを誘惑し、船を難破させる。
その生物の名前がサイレン(セイレン)で、のちにその歌声のことをサイレンというようになった。
調べてみた。
サイレンは、英語「siren」からの外来語で、ギリシャ神話の魔女「Seiren(セイレン・セイレーン)」の名に由来する。
セイレンは、上半身が女性、下半身が鳥の姿をした海の魔物で、美しい歌声で船人を誘惑し、難破させたといわれる。
人を不安にさせる、あの音を
魔女の美しい歌声と同じ単語にするとは、なんという秀逸なセンスだろうか。
人魚ではなく、上半身が人で、下半身が鳥だったけど
夫はそういう雑学によく通じている。
「物知りだねえ!」
シンガポールはフィリピンにあると信じていた私に、そんなことを言われても
夫はぜんぜん嬉しくもなんともないのである。
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