ファミリーフレンドのベティが、私たちをディナーに招待してくれた。
ベティのダンナさんは義父の歯科医仲間だったが、若くして亡くなってしまった。
一人娘はデンマークにお嫁にいっていたから、ベティは一人で高校の教師をしながら暮らしてきた。
1年のうち、4か月ほどはデンマークで過ごしているが、ハワイにいるときにはクリスマスやサンクスギビングなどにベティを招待したり、きれいなお花を届けたりしている。
ベティは85歳になる今も、週に2日か3日、高校でフランス語を教えている現役で、おしゃれで、朗らかで、こんなふうに年を重ねられたらすてきだなと思う。
昨年7月に、デンマークから孫のマーカスがやってきた。
高校を卒業とともに、アメリカでの生活を体験してみたかったのだそうで、クッキーのお店で働いたりもしていた。
ベティとマーカス
そのマーカスが、今月末のデンマークに帰ることになった。
誕生日を祝ったり、ハイキングに行ったり、ツーリングに誘ったりして過ごしたお礼として、ベティが私たちを招待してくれたのだ。
ベティのお宅のラナイから。
雨がこちらに移動してくる。
雨だ!
5分後、雨が通過していった。
テーブルにはセッティングが進められていて、
料理が運ばれてくる。
ポテトのクリーム煮と、ハム、大きなサラダと、完璧に茹でられたアスパラガス。デザートはクランベリーのシャーベット。
マーカスはデンマークで大学に行き、ベティは5月から夏の間、デンマークで過ごす。
楽しいベティが、好き。
ずっとずっと元気でいてほしい。