太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ご縁

2023-11-15 07:46:10 | 日記
Mさんに初めて会ったのは、もう5,6年前になるだろうか。
私は一時期、職場で週に1日、アーティストとして絵を売っていたことがあり、そこにMさん夫妻がやってきた。
「え、おじさんがいない??」
おじさん、とはマイクのことで、マイクが引退したことを知らずにマイクに会いにきたのだった。
Mさん夫妻は、年に2,3回はハワイに来るというハワイ好き。
Mさんは10歳ほど私よりも年上だが、なんでかとてもウマが合う。それで、ハワイに来るたびに連絡を取り合い、二人でお昼を食べに行ったりしている。

昨日、日本から旅行に来ているMさんを家にお招きした。
私が人様に食事を振る舞うときは、必ず五目寿司。これだけは、まあまあ安定したものをお出しできる自負があり、かつ、出来立てでなくてもいいから準備が楽。
お客様が見えてから、味噌汁をパパっと作ればそれでよし。
ただ、同じ人を再び招くとなったら、また五目寿司かよ、てことになるので、2回目以降は食事を外した時間にする。(レパートリーを増やせばいいんじゃ?)


人の縁というのは不思議なもので、結ぼうとして結べるものでなし、いったん結んだ縁が、薄くなったり濃くなったりしながら長く続くこともある。
夫が、日本に行くきっかけになったのも、日本人旅行者に道を聞かれたのが1番最初で、その人たちと仲良くなり、その友達が近々結婚することになっていたので、みんなでハワイに来て結婚式をしよう、ということになり、結婚式に来た彼らを、夫がいろんなところに連れて行き、すっかり仲良くなった。


あの時、夫が道を聞かれなかったら。
あの時、マイクが絵を売っていて、私がいなかったら。
あの時、あそこに行かなかったら。あの時、こうしていたら。

縁は、あとから思うとそんなふうなことばかりでできているように思う。
それらは偶然に起きているだけのようにみえて、絶対にその時でなければならないというタイミングで出会っている。
なぜなら、特に人生を大きく変える出会いは、どう考えても最善のタイミングだったとしか思えないものばかりだ。



今年は私一人だけど来年には、夫も一緒に日本に行こう。
両親が健在なうちは、両親と過ごすのが帰国の1番の目的だったけれど、これからは、日本のいろんな所に2人で行ってみたい。
行ったことのない山陰地方に住むMさんを訪ねるのも楽しいし、きれいな景色や、親切な人たち、おいしい食べ物を想像すると、わくわくしてくる。

繋がった縁も、かかわりを卒業して切れた縁も、全部全部、ありがとう。