太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

葉っぱアート

2024-02-20 16:06:04 | 日記
姉が、葉っぱアートの展覧会を見に行ってきたという。
リトさんというアーティストが、葉っぱを切り絵のようにして作品を創っている。


これはみんな1枚の葉っぱ。
こんなに優しく温かい作品を創るリトさんは、女性なのだと勝手に想像していたが、実は男性だった。
発達障害で、どこで働いても大失敗はしないけど、小さな失敗ばかりで苦しかったそうだ。
それで、自分の居場所を探して、ここに辿り着いた。
1986年生まれで、2020年から独学で葉っぱ切り絵を始めたという。

リトさんは発達障害だったから、よけいに生きづらかったのだろうけど、そうではなくとも、何となく生きづらい思いをしている人はいると思う。
自分の居場所はここじゃないかも、と感じて生きている人もいるだろうし、それを探している人もいるだろう。
居場所なんてことを思う余裕がない人だってたくさんいるのではないか。
自分の違和感よりも、生活していかねばならないし、子供を育てることのほうが優先だもの。

そう思うと、独身のままだったり、子供がいない人は、他の人達よりも自分のことにかまける余裕がある。
私だって、子供がいたら今とは違った暮らしをしていただろうし、芸術を仕事にすることだってなかったかもしれないのだ。


違和感と向き合うのは辛いこと。
日々に追われ、だましだまし生きていくこともできてしまう。
けれども、探し続けて、見つけることのできた人は、まわりの人に大きな勇気をくれる。
リトさんのように。