買うべきかどうか、10日ほど迷ったものがある。
どんな高価なものかと思いきや、値段は9ドル(1200円ほど)。
だから迷ったのは価格ではなく、私が使うかどうか、だ。
それは、
デジタルキッチンスケール。(右上に映っているのは猫の脚)
料理がアレな私は、料理本を見て頻繁に新しいレシピに果敢に挑戦などしない。
基本は作り慣れたものを繰り返し作り、年に何回か新しい料理に手を出すこともある程度。
新しい料理が当たりであったら、それはレギュラーになるのだが、何回か作るうちに目分量になってゆく。
お菓子類では、さんざん痛い目にあってきたので(大雑把で奔放な自分のせい)、美味しいお菓子は買うものと決めた。
そんな私に、スケールなど必要なのか?
スケールが欲しいと思ったきっかけは、オートミールである。
YouTubeを放浪していたら、やたらとオートミール関連の動画に行き当たる。
オートミールは韓国秘伝パック用のが常時冷蔵庫にあるが、食べたことはない。
なんだかいろいろ身体によさそうだし、せっかくあるのだから食べてみようと思ったのだ。
しかし、日本とアメリカでは計量基本が違う。
アメリカのレシピだと、小麦粉1カップ、砂/糖4/1カップという具合にカップ計量が多い。
計量カップの種類も、1カップ、2/1カップ、3/1カップ、4/1カップ、と計量スプーンのように揃っている。
(日本とアメリカでは、1カップの量が微妙に違うので、うちには日本とアメリカの2種類のスプーンと計量カップがある)
日本のレシピは、グラムが基本。
アメリカはパウンドとオンス。
日本のレシピでやろうとすると、グラムがうまく測れない。
大匙が15mlで、1mlは1gだから・・・・
でも、粉と液体ではどうなのよ?
頭がこんがらがってきて、「ええええい!」(出た、得意のやつ)と適当に測ったのをゴリ押しして仕上げる。
オートミールに話を戻そう。
オートミールを30g。
調べてみたら、大匙1がだいたい9~10gという情報があり、大匙3のオートミールに、計量カップで測った50mlの水を入れた。
それをレンジにかけたらシャバシャバで、どんどんオートミールを足していったら、けっこうな量のオートミールの米化したものができてしまった。
ああ、あのスケールがあったならなぁ
昔、私がまだ料理上手だと思い込んでいた時代に、私はデジタルのキッチンスケールを持っていた。
ゼロに戻しながら、どんどん材料を追加してゆける便利さ、器の重さをゼロにできる便利さ。
しかし、この私がそれをそれほど使うんだろうか?
でも、あったら便利だよなあ。
その行ったりきたりの思考が10日あまりの末、結局、購入。
そのスケールでオートミール30gを測ったら、大匙3よりもずっと多かった。
数値をゼロにして、水を投入。
あー、なんて便利なの!!
グラムとかオンスとかいろいろ単位が選べるのもいい。(使えば、ね)
私のオートミール熱が冷めて、スケールがお茶をひくことにならねばいいが、と今から案じている。