太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

クリスマスツリー ぎりぎりセーフ

2018-12-18 18:36:07 | 日記
マウイ島の記事の途中だけど、ようやくクリスマスツリーが出た。

ツリー担当は夫の両親。

二人とも旅行で留守をしていたので、出だしが遅れた。





今夜は寒いので暖炉に火を入れた。

やっぱりツリーには火が似合うと思う。

マウイ島で会った日本から来た友人達が、もうすぐクリスマスなのに暖かいなんて不思議な感じ、と言っていた。

私はもう、クリスマスでも泳ぎに行く生活に慣れてきたけれど、最初の頃はそうだったなあ。






義父のお気に入りのミニチュアタウン。




ダイニングには、オーナメントがハワイ風の小さいツリーもある。



今年のクリスマスは、シアトルから義兄夫婦と、甥二人がやってくる。

叔父叔母も加わって、友人達も招き、賑やかなクリスマスになりそうだ。






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週末はマウイ島

2018-12-18 08:02:13 | 旅行
日本から友人達がマウイ島に遊びに来るのにあわせて、夫と二人でマウイ島に行った。

土曜日の早朝のフライトで行って、一泊し、日曜の4時ごろに帰ってくるという駆け足旅行だが

二人で旅行するのは久しぶりなので、ずっと楽しみにしていた。

ハワイ諸島の島は近いので、移動時間が少なくて済むのがいい。

オアフからマウイ島の場合、飛行機が飛び立ってから10分ちょっとで既に下降しはじめ、離陸から着陸まで25分。

我が家から車でワイキキに行く半分の時間でマウイ島に行けるのだ。




マウイ島には何度も行っているけれど、ゆったりとスペースがあって、

全体にのんびりしている。

ラハイナはオアフ島でいうとワイキキに当たり、雰囲気がわさわさしているので

滞在するのはいつもキヘイだ。

キヘイは、海沿いにずらりとホテルが並んでいるが、ラハイナに比べて静かで

オアフの私達の家がある地域に似ている。



朝8時にはマウイ島に着き、車を借りて北のほうに走る。

北の端にはハナという場所があり、夫の古い友人が住んでいる。

そこに行く道はクネクネした1本道で、道幅が狭いために交互通行しなくてはならない場所がたくさんある。

夫の友人が住むところにはスーパーもないので、一ヶ月に2回、3時間ドライブをして町に出て

半月分の食料を買って帰り、家の巨大冷凍庫に入れておくのだそうだ。

そんな不便な思いをしてもそこに住みたい、そういう人達が住んでいる。

マウイ島のカフルイ空港が新しい建物を建設中だったので、レンタカー会社の人に聞いてみたら

今から10年計画で空港を拡大し、世界各国から直行でマウイ島に来れるようにするのだという。

「だから僕はそれまでにモロカイ島に引っ越すんだ」

便利になんてなってほしくない、開発なんかしてほしくない、そういう人がハワイにはたくさんいるのだ。





お昼は、「フォーク&サラダ」で。

地元の農家から仕入れた野菜だけを使っている。



ゴートチーズのサラダと、コブサラダ。



私達が泊まるホテルのレストラン。



友人達との待ち合わせには、まだ少し時間があるので、マウイブルワリーに行ってみた。



ガラスの向こう側はビール工場になっている。

雰囲気もビールもすごくよかったのに、食べ物のメニューが残念。

ランチにはいいけど、ディナーには物足りない。






5時半に友人達と合流し、キヘイの海沿いをゆく。



急げばレストランから夕日が沈む瞬間が見られるか。





予約したレストランは、私達が泊まるホテルの隣にある、「Five Palms」。



料理も雰囲気も申し分なし。


夕食のあと、友人達がスーパーマーケットで朝食の買い物をするのにつきあい、

私達も彼らの泊まるホテルに寄って1時間ほどいた。

キッチン付きのホテルで、オーブンが大きくていいと騒ぎ、お菓子づくりの道具が揃っていると騒ぎ、

これから休暇が始まるヨロコビにあふれている。

わかるなぁー、そういうの。

日常のすべてから解放される、それこそが旅行だもの。

15年前、私がまだ夫と出会う前に、夫と彼らはすでに友達で、一緒にマウイ島にきて、

同じホテルに滞在したのだという。


彼らと別れ、見上げれば満天の星。

明日はハレアカラに行こう。





















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あわびまで24時間

2018-12-14 18:59:29 | 英語とか日本語の話
南アフリカの、Abaloneの密漁のドキュメントをやっていた。

Abaloneを獲るには政府の許可が必要なのだが、こっそりと密漁して中国に売り、

そのお金でドラッグを買う。

土地の人たちはAbaloneを食べないらしい。


画面には、大きなAbaloneが映っている。

こんな大きさのAbalone、日本で食べたらさぞかし高いんだろうなァ。

「Abaloneは日本語でなんていうの?」

夫が聞いた。

「え、知らなかった?アバロニは・・・・・」



アバロニは・・・・


えーと、アバロニ・・・・・


うーん・・・・


「辞書で調べてあげる」

「だめだめ!思い出すから!」

うーん、うーん、うーん

喉元まで出かかっているが思い出せない。

3分たっても頭を抱えている私に夫が、

「もう、いいよ・・」

と言うが、全然よかぁない。

思い出せないことを放置すると、そこからボケるんだと誰かが言っていた。

思い出せないことを思い出そうとする、その行為が脳を活性化するのだ。

高級食材、こりこりして、刺身でもいいし、ちょっと蒸しても美味しいんだよね。

思い出せないまま寝て、翌日の夜、それは突然出てきた。




「アワビ!!!」



あー、すっきりした。

便秘解消ぐらい、すっきりした。

こんなことが増えた。

1番出てこないのは、人の名前。

いつだったか、日本で友人に会った時に東京の自由が丘に行った。

学生だった頃、自由が丘で女優とすれ違った、という話をしようとしたが、

女優の名前が出てこない。

容姿ははっきりと浮かんでくるのに、名前だけが空白。

「ほら、長いストレートヘアを真ん中で分けててさ、気が強い感じの美人でさ」

「えー、どんなドラマに出てたのよ?」

映画もドラマもけっこう出ていたはずだけど、思い出せない。

とうとう名前を思い出せないまま、私も友人も消化不良で話を終えた。

ハワイに戻ってきて、数週間過ぎた頃、仕事からの帰り道でそれは突然降りてきた。

私は信号待ちの時に。急いで友人にたった一言メールをした。


「池上希実子!!」


案外すぐに返信が来た。

「一瞬なんのことかと思ったけど、思い出したわけね。で、池上希実子がなんだっけ?」

「テレビで見るよりずっと小柄で驚いた、って話」

思い出す労力に比べ、肝心の話はどうだっていいようなことなのである。



そのあと、加山雄三の名前も、そうとう回り道をしてたどり着いた。

映画でコンビを組んだ、青大将こと田中邦衛や、伊豆半島にあるミュージアムや、「君といつまでも」の歌や

奥さんの名前まで総動員して出てくるのに、加山雄三だけが出てこない。

やっとひねり出したときには、いったい何故思い出そうとしていたのかわからなくなっていた。



しかし、あわびまでの24時間、池上希実子までの数週間、

私の脳の細胞はちゃんと活性していたはずで、それでいいのである。












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クリスマスの雰囲気

2018-12-12 07:57:02 | 日記
多くの日本人と同じで、私にとってクリスマスは単なるイベントにすぎない。

でも、クリスマス前の雰囲気は、昔から好きだった。

店はクリスマス一色に飾られ、クリスマスの歌が流れ、人々が忙しそうに歩く、あの感じ。

遥か昔、そんなクリスマスの雑踏の中でさりげなくプロポーズされるのが夢だった頃もあったぐらい、好きだった。

日本では、クリスマスに混ざって正月用品やお歳暮品なども混じっていたけれど

ハワイに来たら、まさしく全部がクリスマス。

私が働く職場も、サンクスギビングのあとに店内にツリーを置き、膨大な量の飾り付けをした。

個人の家の豪華な電飾が話題になる地域も、毎年美しく飾る家もある。

家々が競いあうようにして飾り立てるを見るのも楽しいことだけれど、

私は外からひっそりとクリスマスツリーなどが見える、そんな風景が好きだ。



毎朝6時にウォーキングに出かける。

12月は朝6時でもまだ夜中のように暗い。

近所の家の、「ひっそりクリスマスツリー」を眺めながら歩く。



ちょい、ボケボケだけど。





ガレージのドアにライトがあたって、それが絵になってる。





私が若い頃は、クリスマスはなぜか恋人同士で過ごすものだった(今はどうかな)。

山下達郎の『クリスマスイヴ』の歌詞だって、待ち合わせをすっぽかされた歌だったはず。

ハワイでは、クリスマスは家族と過ごす。

日本のお正月みたいなもんだ。

ツリーの下にプレゼントが日に日に増えてゆく。

遠くにいる家族も、クリスマスには集まってくる。

窓から見えるツリーは、そんな温かい感じがする。


我が家のクリスマスツリーは、数日前にもみの木を買ってきてガレージに置いてある。

今週中には夫の両親が飾りつけをするだろう。










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MVP

2018-12-10 08:34:51 | 日記
職場のクリスマスパーティがあった。

ラニカイにあるゴルフコースを借りるのは、今年で2年目だ。

毎年ゲストを連れてきてもいいので、夫と一緒に夕焼けに染まるラニカイを目指した。

思い思いにドレスアップして、いつもの仲間とは違う顔。

歌いたい人がカラオケで歌うのだが、ステージがあるわけでもなく

聴きいらねばならぬ雰囲気もないので気楽なものだ。

日本だったら社長の挨拶だとか、乾杯の音頭なんかあるんだろう。

「ま、ま、無礼講で」

とかいって、お酌しあったり。


プレゼントを交換し、ゲームをやり、

今年もサンタクロースがやって来て、ハイテンションにパーティは続く。

オーナーは来ているけれど、彼の挨拶はなく、にこにこと座っているだけだ。

パーティも終盤になって、ゼネラル マネージャーのStevieがマイクを持った。

彼女はオーナーの長女だ。

あなたたちはみんなこの会社の背骨で、あなたたちなしで今はない、と私達の日頃の仕事ぶりをたたえたあとで、

今年初めての試みとして、従業員の中からMVPを選ぶ、という。

カスタマーサービス部門と、皆勤および仕事の正確さ部門と、キャッシャー部門。

カスタマーサービスでBOOTHYが呼ばれ、

キャッシャー部門でDANAが呼ばれ、

拍手していたら、皆勤および仕事の正確さ部門で私が呼ばれたのだ。

ふわふわと前に出て、Stevieから表彰状をもらい、ハグをした。

そこにTimが布のかかった大きな台車を引っ張ってきた。

「One,Two,Three!」

布をサッととると、そこには50インチの大型テレビが3台。

MVPの人たちへの会社からのプレゼントだ。


とても、嬉しかった。

私だけがクソ真面目に仕事して、適当にやっている同僚達に腹が立つこともあった。

自分が自分を認めていればそれでいいのであって、

人に認められたい、という気持ちは良くないものだと自分に言い聞かせてきた。

けれど、認めてもらえて、私は心から嬉しかったのだ。

認められたいと思ったっていいじゃないか。



本屋で働いていた頃は、どんなにやっても当たり前で、

オーナーは、私がやったことはスルーして、やっていないことを探して指摘する人だった。

それでも、転職するときには恐れがあった。

辞めたい、と思っていたわけではないのに、あれよあれよと言う間に話が進んだ。

未知の不安よりも、慣れ親しんだ不満のほうが気楽だという気持ちは、きっと多くの人にあるだろう。

辞めると決めたあとに、私よりもあとに入った人のほうが時給が高かったのを知ったときの虚しさ。

あれから2年と8ヶ月。

私はこの職場で初めての日本人で、受け入れるほうも手探りだったろうし

たった一人のガイジンである私も同じだった。

「シロ、We Love You.ずっとここにいてほしいと思ってる」

Stevieはそう言って私を抱きしめた。

ここにきて、よかったなと思う。





さて、50インチのテレビ。

今、使っている45インチテレビの場所に置くと、画面が近すぎて寄り目になりそうだ。

かといって、ほかにテレビを置く場所もなし。

しいて言えば、2階の寝室に置けないこともないけれど、寝室でテレビをみる習慣はない。

とりあえず屋根裏に置いて考えることにしよう。















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