ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

奈良は雨でしたが 若草山など歩きました。

2016年06月17日 | 自然 花 写真

         (  奈良公園の鹿  仲々立派な角です。 )


今回の関西の旅も 終わりに近づきました。明日ピースボートの知人と会って 大阪から
高速バスに乗り 夜遅く高知に着きます。 色んな人々とも会い 楽しい旅となりました。

ノアの箱舟の話しに 全ての生き物を一組ずつ箱船に集め 大洪水から救ったとあります。
言ってみれば これが生態系の基礎です。 神は自然の再生の為 全ての生き物を残そうと
されたのです。 土中にいる虫や種 或いは微生物が入っていたかどうかは分かりませんが 
私たちが住む地球には多くの生き物がおり 共存 共生しています。生存競争だとも弱肉強食
とも見えますが ある種だけが(例えば人類だけ)増殖すると他の生き物は生きられなくなり 
又 生きる環境が失われれ 全ての生き物が自滅に至るのです・・。

『 オオカミがいないと 何故ウサギは滅びるのか?』という本を 興味深く読みました。
私がやって来た奈良は公園に 多くの鹿がいるので有名ですが 日本全国で言うと 今鹿害が
深刻な問題になっています。今日本には野生のオオカミがいないそうです。天敵がいなくなった
お蔭で 増殖し続けているのが 鹿です。林業や農業被害が報道されていますが 草という草
低木という低木を食べ尽くし 地面も丸裸にしてしまっている。私も若草山 奈良公園などの
鹿を見ていると もう夢中で草を地面から食いちぎっています。確かにバンビのように可愛い
のですが 日本の山野に増えすぎた鹿は 写真に納めるだけでは済まなくなってきています。 

二十数年前 全国で35万頭だったのに 2013年には325万頭に増えたとのことです。
雌は1歳から妊娠し始め 2歳以上は80%が妊娠するので 毎年自然に20%ずつ増える
そうです。そこで猟師が年間50万頭くらい撃つそうです。それでも増加は止まりません・・。
近い将来鹿の数が1000万頭になるのも そう遠くないそうです。人口が減っていく日本で
人間10人に鹿1頭の時代が来る・・?小諸でも見たそうですが 忍野でも道路傍で鹿を見て
興奮したことがありましたが 丁度生活の場で ペットのネコや犬のように鹿に出会う そんな
時代が来るかもしれません・・。 今日行った吉野山でも 鹿によく出会うそうです。

そんな鹿が増えると 鹿自身も食べる草が少なくなります。時にトリカブトのような毒草も
食べるそうです。高山にも行って 希少な高山植物も食べてしまう。同じ草食のウサギなども
減少しているそうです。笹を食べられ 笹原を住み処にするコマドリなど野鳥も減っていく・・。
隠れていたネズミも減少し それらをエサにしていた猛禽類もダメージを受ける。今や鹿の
増加の為に 生態系ピラミッドも歯抜け状態になってきているとか・・?! じゃー天敵の
オオカミを増やす? オオカミを番犬のように飼う? 他の問題も出てきて そんなことも
出来ない相談ですが 元を言えばオオカミを絶滅させた人間に責任があるのかも・・・? 



確かに なでてみたくなりますが・・。


盛んに草を食んでいます。


人が持っている 鹿せんべいも狙っています。





私の好きなスポットは 唐招提寺です。


近くの田んぼ。 まだ田植えしたばかりです。


境内では クチナシが多く咲いていました。




タイサンボクの花のようです。


これはちょっと盛りの過ぎた ハスの花。


雨の中ですが 苔むした感じですね。


もみじの緑が きれいです。


木の根っこが しっかり土をつかんでいますが 表土が洗われています。


奈良のユルキャラ せんとくん が 鹿と一緒に近鉄奈良駅で お出迎え !

コメント (1)
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