ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

白い花から 赤い花 6月は花が一杯です !

2016年06月22日 | 自然 花 写真

   (美 しい木槿(ムクゲ)の花 )


私が行ったイースター島は 人間の歴史において 自然環境を破壊し その結果文明が
滅んでいった島としても有名です。1時間で一周出来る程の小さな島 現在はほとんど
林や森の無い草原の島ですが その昔島民の祖先(ポリネシア系)が移住した頃は 豊かな
森の島だったそうです。南太平洋の孤島であるため 外敵の脅威はなく 島に多い凝灰岩で
10世紀頃から モアイ像が造られ 宗教儀式の文化が栄えていったとか。最盛期には1万
もの人々が住んだ島も 時に1000名以下に激減した・・。モアイ像を造る為にも木材を
必要としたようで どんどん森を伐採していった。その結果 大地は保水性を失い 雨で
土壌が押し流され 土地が痩せ 食糧不足が起こり 部族間の戦争で人口も減り(食人の
習慣も)木も無いので船や家も造れなくなり (石積みの建物は見たが・・)石器時代に
逆戻り オランダ人に発見された19世紀には 大変厳しい状況になっていたらしい。

この島の歴史は 私たちに森が無くなっていけば 腐葉土も無くなり 豊かな土壌は失われ
海にも森の滋養分が流れ込まなくなり プランクトンも育たず 魚も生きられなくなるという
論法で 人々も生活の場, 生きる場を失っていくことを教えています。


日本の三陸海岸では 『 森は海の恋人 』というスローガンで 漁師達が植林し 豊かな
森を復活させ 結果として豊かな海も取り戻しました。1980年代ダム開発と森林破壊で
沿岸の海を荒らされ 海が赤く濁り始めた時 漁民が何故か 山に木を植え始めた。
20キロも離れた山の荒廃が 牡蠣を育てることが出来なくなった原因と考え 植林を始め
青い海を取り戻し 牡蠣の天国と言われるまでに復活させた・・。 

赤潮が発生し 白い牡蠣が赤くなる血ガキの原因を探し求めた結果、『 森で培われた豊かな
栄養分が水を通じて 川から梅へ流れ込み 海の豊かさとなって 海の生き物を育てる。』
ことに気づき 多くの人々が植林活動に参加するようになった。山も海も 森も川も土と水に
よってつながり その自然の恵みを 農林漁業者全員が受けることが出来たのです。

しかしその後 3・11大津波が襲い 海から再び生き物が消えた。『 ここは天国と地獄が
共存する海です。 自然とはそんなものです。』 と彼らは言う。厳しさと恵みの海・・。 
その後 海は急速に復活 牡蠣やホタテが2倍のスピードで成長したという。

たかが森 たかが樹木と思われがちですが 森こそ生産者であり 私たちは消費者であることを
証明している話しです。



もう山法師(やまほうし)の季節は 終わっている・・と思っていましたが・・。


ヨウシュヤマゴボウ の花。 面白い名前ですが 根はゴボウに似ているそうdす。


この実が 秋には黒ムラサキ色に熟します。


この花も 梅雨時に ぴったり !?


例の聖なる花 アガパンサス。


花菖蒲は今時の花





ムクゲ 中国名は ムージン 韓国名はムグンファ(無窮花) これが変化してムキュウゲ→ムクゲになったらしい。


百日紅(サルスベリ)もいつの間にか 花を付けています。夏から秋まで 100日間先続ける・・。


赤ダイダイのノウゼンカズラ。


雨の中 アジサイも色鮮やか


赤いサルビア


赤いモントプレチア


もう赤とんぼ・・! 特別な種類でしょうか・・? 


コメント (1)
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