ビッグイシューはホームレス経験者の人(おっちゃんが多いかな)たちが街頭で売っている雑誌です。
1991年にロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊されました。
1冊300円で、そのうち160円が販売者の収入になります。
首都圏では読みでのある、フリーペーパー・マガジンが多いから、苦戦してるんじゃないかしら?
そのビッグイシューから、初めての単行本
「世界一あたたかい人生相談」が出版されたのを知って、販売員さんを見かけたら買おうと思ってました。
2月5日、街に出たときに、JR元町駅前で買えました。
あれれ、人生相談と
枝元なほみさんの悩みに効くレシピのはずなのに、香山リカさんの顔がいやに目立ちます。
「枝元さんのレシピじゃないんですか?」
販売員のおっちゃんにたずねたら、「これがその本なんだけど」って。
人生相談するのは20代の人が多かった。
回答者はホームレス状態を経験している販売者の人たち。
意外におとなしく、まとも。
でも、上から目線じゃなくて、あたたかいんです。
私が本を1冊買ったからといって、さほどの応援にはなっていないでしょう。
だけど、一生懸命、ホームレスの人たちが、また自立できるように営業や編集活動で協力している人たちが存在する社会は、捨てたもんじゃないなーと、思うんです。