また、サイフをなくしました。
情けないです。
今からちょうど2年前なくしたときは、スーパーのレジ横の袋詰め台に、サイフと大きめのカメラだけ入れたバッグを置いて、商品を詰め終わったあと、買い忘れた商品を手にして代金を払おうとして気がつきました。
手に持ったバッグにはタオルやティッシュ、小さな折り畳み傘、その他もろもろ。
いつもはそこにサイフやコンデジを入れているのですが、その日はカメラが大きかったので、もう一つバッグを持ち、最初の代金を払ったあと、ポンとそちらにサイフを入れたのでした。
あわててもとの台のところにもどっても、バッグはありませんでした。
その後、発見されませんでしたから、多分置き引きにあったんでしょうね。
サイフには大金^^と運転免許証、何種類かのクレジットカード、ポイントカード、図書カードなどが入っていて、使用停止の手続きがどれだけ面倒くさかったか。
交番に紛失届を出さなければいけないし、気分がふさいでいるから余計面倒くさかったのが忘れられません。
免許証はその月に更新したところでした。
カメラは何年か使ったのであきらめもつきますが、メディアは取り(撮り^^)返しができません。
今回サイフがないと気がついたのはスーパーでの支払い前でした。
A4のクリアファイルも入る大きさの頭陀袋に週刊誌も含め、ごちゃごちゃ入れているので、恥も外聞もなくバッグの底までさぐりましたが、出てきません。
カゴに入れたものを返品扱いにしてもらって、家に帰り、バッグの中身を全部ぶちまけても、もちろんサイフはありません。
今日の外出先をたどってみました。
神戸文化ホールで、六甲フィルの定期演奏会を聴いたあと、ホールの南にある湊川神社に寄りました。
サクラが咲いていると知っていたので見に行ったのです。
境内では楠公さんの手作り市が開かれていました。
午後4時を過ぎていたので、店じまいをしているテントが多く、残っていたお店でお菓子を1袋買いました。そこでサイフをまたバッグにもどせばよかったのに、なぜか脇にはさんで開いているほかの店を見て回ったんですね。
落としたことに気がつきませんでした。
バカです。
帰りはコートのポケットに入れていたカードを使って電車を乗り継いでもどり、家の近くのスーパーで夕飯の食材を買おうとして、「あっ」というわけです。
湊川神社の社務所にサイフが届いていないか電話してみました。
「届いてません。手作り市は場所をお貸ししているだけなんですよ」という返事でした。
他の場所で落としたかもしれないし、クレジットカード類の失効手続きをする前に、遺失物として届いていないか聞いてもらうとともに、紛失届を出すために、近くの交番に走りました。
実際は走れない^^から、肩をおとして、とぼとぼと歩いて行きました。
サイフには相変わらず免許証が入っているし、この2年でいろいろカードが増えてきていました。
こりないバカです。
私の場合、免許証はシニア料金の証明になっていて、支払いとセットなのでサイフに入れているのです。
もっともこのごろは提示しなくてもシニア料金でとおるので複雑な思いですが・・・。
若いイケメンの警察官さんが親切に対応してくれました。
間をあまりおかずに2度もサイフをなくしたおばさんに同情もしてくれました。
しゃべるにも、もうのどがカラカラです。
まさに紛失届を書き込み終わったときに、夫から、
「Yさんという人がサイフを届けてくれたよ」とケータイが入りました。
何と、Yさん、この日の手作り市の運営スタッフの1人で、しかもお嬢さんが娘と小・中同じ学校だったのです。どなたかに拾われ届けられたサイフの中の免許証を見て、直接渡せると持ち帰ってくれました。
9年間で1回同じクラスになったり、中学後半で通った塾が一緒でした。
当時は大規模校だったので、知り合いじゃないほうが多いくらいなんですよ。
免許証の住所から自宅やマンションの管理事務所の電話番号が調べられなくなっていて、夕食前の忙しい時間帯にわざわざ家まで届けてくれました。
同じ校区でも、ご近所さんという近さとはいえないのに、です。
ありがとうございました。どれほど嬉しかったか。
同じ神戸市内といっても、湊川神社と我が家は関東でいえば、江ノ電で^^鎌倉と藤沢ほど離れています。
奇跡に近い偶然が重なりました。
エイプリルフールの日、私自身が大バカでした。