6月7日(日) 神戸文化ホール中ホールで神戸アンサンブルソロイツス第28回定期演奏会
曲目は―
C.H.H.パリー◆交響曲第3番「イングリッシュ」
F.メンデルスゾーン◆交響曲第3番「スコットランド」
アンコールで―
アイルランド民謡 ダニーボーイ
客演指揮/山川茂さん
アンコールも含め、「イギリス」がテーマの演奏会でした。
パリーという作曲家の名前は初めて聞きました。
ですから、もちろんこの曲を聴くのも初めてです。
にもかかわらず、どこか懐かしいとても聴きやすい曲でした。
弦のやわらかな響きが牧草でおおわれた、なだらかな大地を連想させました。
大昔に旅行者として垣間見たイギリスは同じ島国の日本とは違った自然の姿を見せてくれたのを思い出しました。
プログラムを読むと、このパリーという作曲家、イギリスで著名な作曲家であると同時に、教育者として、多くの音楽家を育てた人物なのだそうです。
メンデルスゾーンの「スコットランド」が外国人から見たイギリスの印象であるのに対して、パリーの「イングリッシュ」は自画像というわけです。
演奏会の特別付録にメンデルスゾーンの「スコットランド」を指揮者、オーケストラ別で聴き比べた薀蓄本^^がついていました。労作です。
私のようにただボーっと聴いて終わりにしてしまう人間にとっては、いい刺激本^^でした。