6月14日(日) ザ・シンフォニーホールで神戸大学交響楽団100周年記念サマーコンサート2015
曲目は―
R.ワーグナー◆楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲
C.ニルセン◆交響曲第1番
J.シベリウス◆交響曲第1番
アンコールで―
J.シベリウス◆アンダンテ・フェスティーヴォ
客演指揮/新田ユリさん 学生指揮/徐寿明さん
神戸大学交響楽団創部100周年記念コンサートを聴いてきました。
演奏された交響曲2曲はフィンランド生まれのシベリウスとデンマークに生まれたニルセンの作品。
ともに1865年生まれ、今年生誕150年にあたります。
ちなみに2人とも、神戸大学交響楽団創部の年には存命でした。
まず、開会のあいさつは記念すべき100周年の団長、学部4年の森大地さん。
まるで北欧の申し子のような名前^^です。
コンサートの1曲目はワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」には卒団生も加わって総勢108名が同じステージ上にいて、最高齢が70歳、祖父と孫のような年の差のあるメンバー構成であること。
この曲は奇しくも、ザ・シンフォニーホールのこけら落としの曲だったことなど、幾分かの緊張を感じさせながらも、言葉につまることなくしっかりした開会の辞でした。
指揮の新田ユリさんは神大オケと係わって25年、日本シベリウス協会の会長です。
今年「ポポヨラの調べ」という、北欧音楽の手引書のような本を上梓されました。
「ポポヨラ」とは「北方」という意味だそうです。
幸い^^なことに、図書館でその本を手にすることができたのですが、不幸な^^ことに、読み進める力と根性がありませんでした。
新聞の書評にシベリウス1番の冒頭のクラリネットのソロの意味が抜き書きされていました。
そのクラリネットのソロが実に安定した素晴らしい演奏でした。
私は学生オーケストラや社会人アマオケのコンサートによく出かけるのですが、どのオーケストラもよくやってるなー、上手だなー、こんな活動ができる日本って平和だなーと思うことしかできません。
だから今回の神大オケのサマーコンサートも気の利いた感想など書けません。
ただ言えるのは、今回の演奏はすご~~~く立派でした。
上出来の演奏会でした。
100周年おめでとうございます!!