兵庫県立美術館で、生誕130年記念藤田嗣治展ー東と西を結ぶ絵画ーを観てきました。
会期は9月22日(木・祝)まで。
初期から晩年までの作品、約120点の展示です。
藤田独特の「乳白色の肌」を持つ人物像はもちろん、彼をフランスに追いやる原因となった戦争記録画も展示されています。
藤田といえば、お河童あたまに丸眼鏡、ちょび髭がトレードマークですが、会場監視員さんの1人に、まるで藤田の変装でもしたのかしらという、お河童、刈り上げ、丸眼鏡の方がいました。女性なので髭はありません^^でしたが・・・。
晩年藤田はフランス国籍を取得(その後日本国籍を抹消)、カトリックの洗礼を受けてレオナール・フジタと名乗ります。レオナールはレオナルド・ダ・ヴィンチからとりました。
藤田は裁縫が得意で、自分のものだけではなく、恋人や友人のものまで縫ったそうですが、その裁縫道具を描いた静物画や、恋人の髪の毛を使ったコラージュ、犬や猫、デッサン、壁画・・・、予想以上に面白い展覧会でした。