12月5日、宝塚大劇場で花組公演、雪華抄と金色の砂漠を観てきました。
「春の踊りはーヨーイヤサー」の掛け声で、いきなり舞台が明るくなると、そこには出演者全員があでやかな着物姿で並んでいました。
まるで、お正月。
この前の雪組公演も早めのクリスマスだったので、大劇場は東京公演の「ゲネプロかい?」と言いたくなりますが、先に観られるんだから「まっいいかっ」といったところです。
トップの明日海りおさんにとっては2003年の初舞台以来、今公演が退団公演になる娘役トップの花乃まりあさんにとっては初めてで最後の和物のショーだそうです。
そしてその和物ショーから始まる珍しい構成でした。
雪華抄、金色の砂漠の2本とも、若い作家のオリジナル作品、演出です。
力作・秀作でしたよ。
お芝居の金色の砂漠はトラジェディ=悲劇と銘打たれているとおり、屈折した恋を経て2人の死で終わるのですが、フィナーレのショーで、宝塚らしく^^美しく昇華します。
私の今年の宝塚観劇はこの日(12/5)で最後でした。
劇場内で、帰りの阪急電車の中で、年若い知人と何回も遭遇して、感慨深い日でもありました。