大丸ミュージアム〈神戸〉で開催されてる追悼水木しげるゲゲゲの人生展に行ってきました。
(会期は8/14・月まで)
夏らしく^^妖怪勢ぞろいといった展覧会ではありません。
水木さんの人生をたどった回顧展です。
水木さんといえば、爆撃で左腕を失い、命からがら復員してきた戦争体験をはずすことはできません。
水木さんが応召して配属されたのがラッパ隊。ところがいつまで経ってもラッパは上手く吹けずビンタされる日々。
配置転換を申し出た水木さん。最初は取り合ってもらえなかったのですが、「北がいいか、南がいいか」と、上官に尋ねられ寒いのが苦手なので、「南であります」と答えたそう。
国内の南の連隊への配属だと思っていたのに、南方のラバウル行きが命ぜられました。
そのままラッパ兵を続けていれば、終戦まで内地に残れたはずなのだそうです。
戦争とは理不尽や不公平や不正がまかり通る世界です。
命令するほうは安全な場所にとどまっていがちですよね。
身をもって戦争の恐ろしさを体験した人が少なくなって、時勢をたしなめる声が小さくなっていくのが不安です。