伊丹市立美術館で、わたしはわたし熊谷守一展を観てきました。
新型コロナ感染予防対策で休館したあと、会期が7月31日まで延びていて観に行くことができました。
油彩画、日本画、書の約200点の展示です。
映画「モリのいる場所」で、晩年はさほど広くない自宅の庭を観察する日々を過ごしたことを多くの人が知ることになりました。
私もその一人ですが、あいにく映画はまだ観ていません。
絵の題材となる対象の輪郭をくっきりと描き、明瞭な色彩で塗り込める特徴ある画風は「モリカズ様式」とよばれています。
婦人誌「婦人之友」の表紙を担当していたこともあって、以前アーカイブで観た記憶があります。
熊谷さんの作品はあまり大きなサイズのものはありません。
ちょっとした洋館の応接間やレストランの壁に掛かっている絵画を見させてもらっているような親しみの持てる展覧会でした。
美術館には往路はJRから、帰路は阪急伊丹に出ました。
伊丹アイフォニックホール、東りいたみホールは例年何回か訪れます。
今年は行く機会があるでしょうか。
花の写真はその通り道で撮ったものです。