昨日の「太陽の子」の流れで戦争に関わりのあること。
全国戦没者追悼式のテレビ中継は見ませんでした。
ただ、ニュース番組で追悼式前の記者会見の様子などを少し見ることができました。
その中で93歳になる長屋昭次さんの言葉が印象的でした。
見られた会見の部分は短かったので、今朝の朝刊の記事と合わせてまとめてみました。
26歳の若さで戦地に散った優しいお兄さんの話や、昭次さん自身少年飛行兵に志願し、特攻隊として出撃する多くの先輩たちを見送ったこと。
お兄さんは昭和20年12月に中国北部の病院で亡くなっていました。病死だったそうです。あと少しで終戦だったのに。
戦後の混乱期、何度「兄がいてくれたら」と思っただろう。機会があるごとに戦没者追悼式に参列してきたけれど、今回の参列が最後になることも覚悟していると。
「あの戦争では兄、先輩たちをはじめ、たくさんの方々が亡くなった。追悼の行事、慰霊の心を決して、絶やしてはいけない」
と、ネットや新聞記事ではこう締めくくられているのですが、会見では、
「戦争は絶対にあってはならない。今は政治に携わる方々の中で、私たちとは違った方向で考える人がいる」とはっきり言っていました。
政府主催の追悼式の会見で、思い切ったことを言ってくださいました。
高齢者でも戦争を知らない人が増えました。私もその1人です。
「もの言えない国・戦争ができる国」になることはご免です。