録画していた「スパイの妻」を観ました。
録画はドラマのカテゴリーに収まっていたので、2020年にNHKBSで放送され、今年に入ってNHK総合で再放送されたドラマ版です。
このドラマが劇場版に編集され2020年公開され、第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞しました。
黒沢清監督とともに濱口竜介さん、野原位さんが脚本を担当しています。
太平洋戦争前後の日本の暗部をさらしていますが、風景、建造物を再現するのはやはり難しいのか、ロングショットは少ないですね。
蒼井優さんのファッションやセリフを聞いていると、原節子さんのことが思い起こされます。
東京物語のリメイクを観たことがあるからかもしれません。
評価が高すぎるという感想を述べる人もありますが、私は後半になるにつれ、面白くなってきたと感じました。
結末も観た人によって、いろいろなストーリーが創れます。
私はハッピーエンドにしました。
それにしても、東出昌大さんの棒読みせりふは冷酷な人間役にピッタリですね。
せっかく、可愛がって使ってくれる監督がいるのに、私生活を乱れさせたのは残念です。
北京オリンピックもいよいよあと1日です。
異様な雰囲気が垣間見える大会となりました。小手先でのルール改変より、IOC自体の改革が必要な時です。
今日のおめでとう!はフィギュアスケート・りくりゅうペアでした。7位入賞おめでとう!