『手紙と線路と小さな奇跡』は2021年製作の韓国映画。
いつものことながら、夫が借りてきたレンタルDVDをついでに観させてもらって、よかったな~という思いにひたっています。
作品は1988年に韓国初の私設駅として住民の手作りで開設された「両元(ヤンウォン)駅」の実話をもとにしていますが、青春映画であり、家族愛の映画であり、ファンタジーでもあります。
主人公の男子高校生ジュンギョンは数学の天才。線路はあっても列車が止まらない道路も通じてない不便な村から、往復5時間をかけて学校に通っています。
それは6年前に事故で亡くなった姉が、彼がこの村に住んでいる限りそばにいるよ、と言ってくれたから。姉はジュンギョンが生まれたとき亡くなった母親の代わりでもありました。
別居している列車の機関士の父親は自分のせいで妻と娘を亡くしたと思い込んでいて、息子との間にわだかまりがあります。
ジュンギョンは同級生のラヒの応援もあってやっとまともに書いた大統領への手紙が通じて新駅がつくられ、全国で一人だけ選ばれるアメリカ留学を勝ち取ります。
俳優さんに向かって誰かに似ているというのはよくないことだけれど、父親はモト冬樹に似てて、ジュンギョンは星野源、ラヒは新垣結衣に似ていなくもない^^。
こんなに近しい隣国なのだから、もっと交流があっていいのにねえ。
(チラシの写真は映画.com から借用しました)