神戸市出身の有本恵子さんがロンドンでの留学から日本へ帰国途中のヨーロッパ旅行中に北朝鮮に拉致されたのは1983年の7月ごろでした。恵子さんは夢いっぱいの23歳でした。
北朝鮮にいることが判明したのが1988年9月。
せめてそのころに日本政府が動いて、拉致被害者を奪い返せていたら、両親や兄弟と一緒に穏やかな老後を迎えていたかもしれません。
娘の帰国を待ちわびていた母親の嘉代子さんは2020年に94歳で死去。今年の2月14日にはとうとう父親の明弘さんが96歳で亡くなりました。あまりにもむごい。
おりしも、先日アメリカのトランプ大統領はロシアで2021年から拘束されていた米国人教師を交渉の末帰国させました。
米国旗をまとい手にはビール(か?)を持つ、くだんの男性には、どこか違和感を感じました。
・・・フォーゲル氏をホワイトハウスで迎えたトランプ氏は「われわれはただ彼を家に帰したかった」と述べた。12日にもう1人釈放されると語ったが、詳細は明らかにしなかった。人質問題担当のボーラー特使も、詳細を明らかにせず12日に新たに米国人1人が解放される予定だとCNNに語っている。
フォーゲル氏は「私は今、地球上で最も幸運な男だと思う」と述べ、トランプ氏と同様、プーチン大統領に謝意を示した。・・・
(ニューズウィーク日本版のネット記事の一部をコピペしました)
アメリカは北朝鮮からも拘束された米国人を帰国させていますよね。
国力の違いでしょうか。
「われわれはただ彼を家に帰したかった」
トランプさんのこんなことばを日本の政治家にも言ってほしいものです。