昨日の記事、八月の御所グラウンドからの、ある意味野球つながり。
伊集院静さんは身内にプロ野球選手がいたし、ご自身も野球を続けるために長嶋さんが活躍した立教大学に入学しましたが、故障で野球の道には進めませんでした。
大学卒業後は広告関係へ進み、公私ともに華やかな世界に身をおきました。
高度成長期、バブル期、コロナパンデミック前の比較的穏やかな世界情勢の中で、落ちこぼれることなく思い切り存在感のある仕事をしてきました。
この『もう一度、歩きだすために 大人の流儀11』は『週刊現代』の連載ですから、リアルタイムで読む機会はありませんでしたが、長い間定期購読していた『週刊文春』での連載はよく読んでいました。
人生相談の「悩むが花」では連載終了前「こんな質問してくるな。アホかっ! 勝手に悩んどけ」と、怒りの回答が増えました。
もちろん、まともで説得力のある回答がほとんどだったわけですが、一つよく覚えているのが、「私は美術展に行ってもその良さ、見方が分からないのです」という問いに、「展覧会場の中に1点でも心魅かれる作品を見つけられたら、美術展に行った甲斐があるというものです」といったような答えでした。
その答えに私も、もっと気楽に美術展を楽しもうと思ったものでした。
伊集院さんは美術大学に入学しようとしていたほど、美術に造詣の深い方でした。文武両道なんですね。
実際、フランスとスペインのほとんどの美術館にカメラマンと赴き、『美の旅人』という著作を残しています。イタリア編も続くはずでした。
最初の結婚を含め、夏目雅子さん、篠ひろ子さんという美術品みたい^^な伴侶に恵まれた伊集院さんは最初の結婚で恵まれたお子さんにも看取られ、11月24日、73歳で亡くなられました。
>もう一度、歩きだすために・・・
歩いて素晴らしい目的地があると、もう一度歩き出したいです
諦めが先走りますか?
年寄りには良い言葉だと思います
歩き出せる為に、頑張りましょう。
大丈夫!まだ、あきらめてはいませんよ。
もうすぐ新年、気持を引き締めます。
読みましたよ
伊集院静の本読みやすくいていいですね。
このところ、立て続けに昭和の文化人が亡くなっていきますね。
伊集院さん、林さんを含め、今年はエッセイばかり読んでいるような気がします。