『大家さんと僕 これから』を読みました。僕こと矢部太郎さんと階下に住む高齢の大家さんとのほのぼのとした関わりが4コマ漫画で表現されています。
矢部さんは漫才コンビ、カラテカの片割れ。闇営業で思い切り叩かれた相方の入江慎也さんは吉本興業から契約を打ち切られ、現在は清掃会社を経営しているみたいです。
矢部さんはもちろん、入江さんとコンビを解消したなどとは思っていないようです。
とことん優しい人です。
前作の「大家さんと僕」も「大家さんと僕 これから」も、発行され、図書館にリクエストしてだいぶ経ってから、手元に届きました。
急いで読む必要はありません。大家さんは「終戦のとき17歳、好みのタイプはマッカーサー元帥」ですから、時代を超越しています。何年待って読んでも別に違和感はありません。
あっ、大家さんの新しいお気に入りは新宿伊勢丹とNHKと羽生弓弦くんだそうです。
大家さんは高齢でしたから、漫画連載中に亡くなります。
矢部さんは一時筆を置きますが、感謝の気持ちや、描かなければ忘れてしまいそうな楽しかったこと、面白かったエピソードを残しておきたいと執筆を再開しました。
この物語は大家さんと矢部さんの間に起きた出来事を元にしたフィクションだそうです。
そこはかとなくわいてくる笑いの源は、大家さんのお人柄に加えて、矢部さんのユーモアのセンスがあるからですね。
矢部さん、こんな素敵な女性がいること、いたことを紹介してくれてありがとう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます