自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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夫が倒れた! 献身プレイが始まった(主婦の友社)~野田敦子さん

2021-09-12 | 

野田敦子さんの配偶者が脳内出血で倒れたのは2018年9月1日。
夫59歳、著者56歳でした。まだまだ、お若い。

その日からの出来事を不安を抱えながらも鋭く、ブログに書き綴ってきました。
筆力のある方だなぁと思いました。
客観的に、病状や置かれた立場、介護の現場、受け入れてくれる病院の状況を記すことができたのは、野田さんがコピーライターとして長年仕事をしてきたからでしょう。

ただ、話し言葉の延長のようなブログと、このブログをインターネットの中から発掘し、新聞連載を薦められて書き起こした文章とは別ものだったようです。

 

老親だったらまだしも、配偶者の介護のことなど、まだ頭の片隅にもなかったでしょうに、倒れてから約5か月後、遷延性(せんえんせい)意識障害という診断が下ります。
「自力移動が不可能」「自力摂食が不可能」「糞・尿失禁がある」「声を出しても意味のある発語がまったく不可能」「簡単な命令には辛うじて応じることもできるがほとんど意思疎通は不可能」「眼球は動いていても認識することはできない」の6項目が、治療にもかかわらず3か月以上続いた場合に下されるそうです。

野田さんは執筆動機をこう語ります。

「介護は過剰に人間性が試される。全介助が必要な成人男性を、家で1人でみるのは地獄のように大変。でも良い妻であらねばという呪縛で、できないと言いにくい。そう思うのはあなただけじゃないと、介護中の人、特に女性たちに伝えたかった」

介護するのも、されるのも、もはや他人事ではない我が家です。野田さんの処し方を参考にしたいです。

 

プロ野球のペナントレースも終盤になりました。
今夜横浜で阪神タイガース、DeNAに完敗です。
コロナ禍を自粛生活で、どうにか切り抜けてきた選手の皆さん、あと一踏ん張り頑張ってください。

 


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2 コメント

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★カンサンさま (emarch)
2021-09-14 00:17:40
こんばんは。

佐藤はファームで長打を打ったみたいですね。
阪神2軍の連勝劇はまだ続いているのでしょうか?

今年は新人で活躍している人が多く、佐藤の印象は薄れる一方です。
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佐藤 二軍 (カンサン)
2021-09-13 19:59:34
自遊空間さんへ、私のヒガンバナのブログにいいね!をありがとうございます。
佐藤選手が調子が落ちたのは、セ リーグの他の5球団が佐藤選手の弱点を見つけて、そこを攻める投球をして、打てなくなったのではと思っています。
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