人生100年時代、老後の資金に2000万円ぐらいの資金を用意しておく必要があるだろうと、のたまったのは麻生元金融担当相。
リタイア後30年生きるとして、収入が年金だけだとしたら、プラス月5万円ぐらい自己資金が必要になるかもしれません。
ただ、麻生氏の言い方はそれぐらい当然だろう、持ってるだろうって感じでした。
彼の感覚では2000万円は、大金ではないのでしょう。
格差社会になってしまった日本では相対的貧困率は15.4%もあると、先日新聞記事で読んだところです。
でも高齢者ほど貯蓄額は多いでしょうね。
特殊詐欺のリーダーはメンバーに「年寄りは不当に多くの金を持ってるから若い人に分配するのは当然」というトークで罪悪感を消させていると聞いたことがあります。
話しがだいぶそれました。
原田ひ香さんの『三千円の使いかた』は文庫本がベストセラーになったときに読みたくなって、図書館にリクエストした本です。届いたのは単行本。
もう返してしまったので、三千円の使いかたが書いてあったかどうか、すでに不明^^です。
ネットで見つけたあらすじはこうです。
就職して理想の一人暮らしをはじめた美帆(貯金30万)。結婚前は証券会社勤務だった姉・真帆(貯金600万)。習い事に熱心で向上心の高い姉妹の母・智子(貯金100万弱)。そして1000万円を貯めた祖母・琴子。御厨家の女性たちは人生の節目とピンチを乗り越えるため、お金をどう貯めて、どう使うのか?
知識が深まり、絶対「元」もとれちゃう「節約」家族小説!
母親智子の貯金額が少ないのは、教育費や姉娘の結婚費用に使ったこともあります。妹娘にはその中から50万円を結婚資金として援助、祖母琴子は孫娘の婚約者が抱えている奨学金550万円返済に自分の貯金から500万円貸すことにしました。
なんかいじらしい、いたましい展開です。
ねっ、麻生さん、庶民の懐などこんなもんです。日本人一億総中流社会など過去の話です。
私がこの本にいいね!を感じたのは、70歳過ぎた琴子が十条商店街の団子屋の看板娘^^として働き始めたところです。
多分、モデルになっただろう十条商店街は小4から中3まで歩き慣れた街だったのです。
住んでいたのは東京都板橋区でしたが、最寄りの駅は赤羽線の十条駅、北区です。
ああ懐かしい。
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