5月13日(金) 兵庫県立芸術文化センター大ホールで
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第133回定期演奏会
曲目は―
コープランド◆クラリネット協奏曲
クラリネット:ラスロ・クティさん
バーンスタイン:プレリュード、フーガとリフス
ソリストアンコール(ピアノつき)で―
テンプルトン:ポケットサイズ・ソナタより第1楽章
ショスタコーヴィチ◆交響曲第5番
アンコールで―
チャイコフスキー◆アンダンテ・カンタービレ
指揮:佐渡裕さん
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)
演奏前に佐渡裕さんのお話があって、今日(5/13)が佐渡さんの誕生日だとご自分で話され、客席から拍手がわきました。リハーサル時のハッピー・バースデーの演奏も嬉しかったようです。(61歳だそう)
今日は芸術文化センターの館長でもある齋藤元彦兵庫県知事が就任後初めてホールにおいでになり演奏を聴かれました。
また、前日の公開リハーサル、今日の公演ではウクライナから兵庫県に避難してきた方々への支援の募金がありました。
多分、明日からの公演でも続けられるのでしょう。
今日の募金活動には齋藤知事も参加され、マスクして目立ちませんでしたが募金ごとにお礼をおっしゃってました。
昨日と今日だけで87万円を超える寄付金が集まったうです。
私たちも少額ですが募金してきました。
クラリネットのソロを演奏したラスロ・クティさんは2005~2008年、PACの創設時にコアメンバーとして参加していた1期生です。現在はミュンヘン・フィル首席クラリネット奏者であると同時にドイツ、オーストリアのオーケストラで活躍、現在では後進の指導にもあたっています。
いまや中堅の演奏家が初めてオーケストラを体験したのがここ芸文のPACでした。
前半の2曲はジャズ的手法をとった曲です。バーンスタインのプレリュード、フーガとリフスはジャズのフルバンド構成で演奏されました。
ここにも参加したラスロ・クティさんがアンコール曲を誕生日の佐渡さんに向け演奏しました。
PACのアンコール曲はチャイコフスキーのアンダンテ・カンタービレ。
美しい弦の曲です。
ウクライナに住んでいたチャイコフスキーのお姉さんが口ずさんでいたのを採譜して作り上げたそうです。
当時は同じ国のようだったのに今は殺し合い、破壊し合っています。
ウクライナのチャイコフスキー記念館はロシアからの侵攻で爆破されたそうです。
(と、佐渡さんは話されましたが、ネットで正確な情報はとれませんでした)
文化的な施設やインフラ、教育施設、病院などを破壊するのはどんな理由があったとしても許しがたいことです。
プログラムが賑やかな曲ばかりだったので、最後にアンダンテ・カンタービレを聴いて、気持ちは静かに落ち着き^^ました。
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