筆者の小川さんは「廃用症候群」という、聞いたら落ち込みそうな病名を「健康で活力ある長寿社会」へのコンセプトにできるよう、「生活不活発病」という名称を思いつき提案した医師です。
この新書は2013年の発行です。
コロナ禍など想像もできないころの著作ですが、生活不活発病やフレイルという言葉が今では大きな意味を持って私たちの身近にあります。
フレイルという言葉はこの本の中には出てこなかったと思うのですが、症状としては重なっていますね。
「ステイホーム」が特に高齢者に推奨^^いや命令されている(に近いかな?)けれど、何にもしないでステイホームじゃいけないんです。
下記はコロナ禍のもとでの生活不活発病防止策としてこの本に載っていた文章ではありませんが、家に居てもじっとしていないで、積極的に身体を動かすということですね。
〇社会参加を活発にし、
(社会の中で何らかの役割を果たすこと、楽しむこと、権利を享受すること)
〇多くの生活動作を回数多く行い、
(生活の中で具体的な目的を持って行うあらゆる動作、行為)
〇自然に体や頭を使う機会を増やす。
(見る、聞く、声を出す、判断するなど)
ごろっと寝っ転がって本を読んだり、ひじ掛けのある椅子に座ってテレビ観たりするのが好きな私にできるかなぁ。
厚生労働省のHPで生活不活発病のあれこれを読むことができます。
大川さんの署名のある文書にもアクセスできます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます