島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首84.

2014-02-21 | 奈留島百人一首
 
 84. ながらへば またこのごろや しのばれむ
             憂しと見し世ぞ 今は恋しき

                                藤原清輔朝臣(1104~1177)
 「もしもこのまま生きながらえていたなら、つらかった昔のことが今では懐かしいように、今のつらい現状も懐かしく思い出されるでしょう。」
 私は感受性が低いのか、決定的な不幸に会わなかったのか、その当時は結構つらいと思っていた昔のことも、今では笑って済ませられることが多いですが、この先短い老後に決定的に悲しいことに会わないようには祈っています。
 藤原清輔は79番作者藤原顕輔の15歳の時の子供ですが、父顕輔とはあまりそりが合わなかったようです。
 
 84. 2回来て またこのごろや しのばれむ
              霊場巡りぞ 今は恋しき

                     またこのごろや・しのばれむ・ぞ・今は恋しき  20字 同じ
 懐かしの奈留島121ヶ所ゴミ箱霊場観光巡りの第1番霊場は北川豆腐店横のゴミ箱でした。
2008年8月25日のブログで紹介した頃には、豆腐店の商売はしていませんでしたが、建物はこのように有りました。
  
 一度奈留島を去って又奈留島に戻り、懐かしの霊場を探して見ると、所々の霊場は喜ばしくも新しくなっていましたが、もう朽ち果てて使用できない霊場もあって、年月の移り変わりをじかに感じました。
 この医局の窓から見下ろせる第1番霊場も、霊場自体はそのまま残っていて、私も使用していますが、豆腐屋の建物は跡形もなく更地になっていました。
 
    返事
大雪男さん:確かに「しがらみ」なければ退屈しますかね。
花水木さん:同時8人は俊成さんでもつらいでしょうね。
    皆を捨てて山奥に逃げても、やっぱりそのしがらみ捨てきれず懐かしく、
    帰ってきましたよ、と言う歌なんでしょうね。
コメント (2)
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