日本屈指の高熱温泉である湯村温泉に泊まりました。
848年慈覚大師によって発見されたという古湯です。
湯村温泉の中心地、春来川の辺にある「荒湯」では、98℃の高温泉が豊富に出ていて、ゆで卵も作れます。
山陰の鄙びた湯治温泉を一躍有名にしたのは、昭和の終わりごろにNHKで放映された吉永小百合さん主演の「夢千代日記」です。
「続夢千代日記」も作られ、私はこれを観てから再放送の「夢千代日記」を観たような気がします。
「新夢千代日記」も作られたそうですが、この記憶は私にはありませんが、秋吉久美子・樹木希林・緑魔子など懐かしいです。
荒湯近くには、吉永小百合の夢千代像が立ってました。
300円以下なら入ってみようと言ったら、丁度300円だったので入館した「夢千代館」、たいしたものはなかったですが、皆がいつもしゃべってる部屋のセットの再現などもあって懐かしく、あらすじも再確認できました。
春来川沿いにも有名人の手形が並ぶ「ふれあい手形散歩道」がありましたが、夢千代像のある夢千代公園には、吉永小百合さんの手形がありました。
吉永小百合さんの右手と、左手です。ちゃうか?!
今も私の勉強机の隅には、ややほこりにまみれていますが、吉永小百合さんのブロマイドが飾ってあります。
これは私の大学時代からずっとですが、大学時代後半はこのブロマイドの裏には、左手の持ち主のその頃の写真が入っていました。
この写真を撮った後、今も妻の写真が入っているかなと、何十年ぶりかで裏を開けましたが、入っていませんでした。
旅館の夕食は、久しぶりの大広間で、品数や量が多く皿も平凡な、いわゆる旅館料理でした。
楽しみにしていた刺身6種盛りも、まあまあぐらいの味で、さすがの私も食べきれず、たくさん残してしまいました。
しかしながら、部屋の風呂も源泉かけ流しで、ゆったりと何度も入れましたし、お湯は素晴らしい40年ぶりぐらいの湯村温泉でした。