まだ午前9時過ぎなんだけど、
もう一日が終わったみたい。
ラジオ出演やら胃検診やら、
早朝たたき起こされ、ぐるぐる回され、
怠惰な私には珍しいアクティブな朝。
もうぐったりである。
地元ラジオ局の朝番組でくっちゃべるというミッション。
日ごろのメシの種とエピソードを披瀝するだけなので、何と言うことはない。
ただ、スタジオで喋ったことは何度もあるけど、電話出演ってのは初めてであった。
とは言え、何の緊張も準備もなく本番に臨む私。
「HAPPY MANさん、おはようございます」とのアナウンサーの声が、
受話器とラジオの両方から流れてくる。
「どうも」と答える私の声は明らかに寝起きだ。
「こりゃ、まずいな」とトーンを上げると、
今度は声が裏返りそうに。
そんな自分がおかしくて、吹き出しそうになった。
電話の横では、奥さんがパンを焼いたり、コーヒーを入れたり。
そんなミスマッチがおかしかったなあ。
チビも何だか不思議そうに見つめてました。
で、出社。
今度は胃の検診だ。
バリウムを飲まされて、検診台の上でゴロンゴロン。
たった今、下剤を飲まされて、何となく居心地が悪いのである。
そう言えば今日は黒ティマ君のお代を支払う日。
実に無造作に机の中に置いてあったお金を取り出し、
写真を撮ってると、
同僚が「何やってんの?」と近づいてきた。
メジャーでその厚さを測ったり、
サツをわしづかみにするポーズを取ったり。
入社して20年が過ぎても、
私たちは相変わらず愚かである(笑)