ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

レストラン ラ・グーリュ

2005年07月30日 09時52分57秒 | 食に関して

 先日、巣鴨のフレンチレストラン、ラ・グーリュに行ってきました。土用丑の日だったので、店内は空いていました。一番窓がわの素敵な席に案内されました。
 私たちはメゾンコースをいただきました。先付があって、グージェールのような生地のなかに鶏(だったかな?)軟骨が入っているとのこと、なかなかおいしかったです。オードブルは豚タンのサラダ仕立て、魚は、白身魚のポワレ、そしてデザートとコーヒー。価格もリーズナブルで3990円のコースです。ほかに2種類、品数も多く高いコースもありますが、このメゾンコースでも充分だとおもいます、中高年なら。私はグラスでビールもワインもいただきました。店の雰囲気もよくて、落ち着けて、また食べに行きたい店です。場所が巣鴨ということで、名店なのに人が集まらないのは、本当に残念。たまたまだったかもしれませんが、ぜひ、多くの人が予約してこのフレンチを堪能してもらいたいものです。巣鴨から歩いて5分くらい、すぐ近くには、こちらも有名なパン屋「アルル」があるる・・・?!来週も、行ってみようかしら。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝ドラ「ファイト」

2005年07月30日 09時18分52秒 | 芸能スポーツ
 私は専業主婦になってから、けっこうNHKの朝ドラを見つづけています。今回のファイトも、好きな馬も出てくるし、製造業の事業主のお父さんだし、設定が好きでした。でも、なかなか深刻なドラマの展開にびっくり。主人公の優という女の子がかわいいですね。NHKの女子アナウンサー、上田早苗さんにとても似ている気がするのです。まさか、娘なんてことはないでしょうけれど・・。
 緒方直人も、お父さん役をやる年齢になったんですね。酒井法子も、お母さん役。矢鱈若いです。そして、祖母役の三林京子。何か、病気されていたのでしょうか、ちょっと体型が違ってましたが。でも、いい雰囲気ですね。
 今日は、その、家族がばらばらになっていたのがお母さんと優が働く四万温泉で集まり、ついにお父さんの工場に引っ越し、やっと「振り出しに戻る」ことに。その家族の象徴としての、懐かしいダイニングテーブルを囲んで、焼肉を食べるシーン。感動しました。
 家族集まって食事するダイニングテーブル、これはその家族の象徴ですよね。私は、結婚前、下町に家族で住んでいた頃の最後の食卓を、今も持っています。テーブルではなくて、座布団で囲むものですが、とても大きくて、いい木でできています。今は、仏間に置いてあり、荷物置き場みたいになってしまっていますが、かつでは、あの位置に父親が座り、晩酌をして、私はこちら側、母はあっち、というように、思い出されます(姉は下宿していましたから・・・)。必ず、家族揃って食事をしていました。それが当たり前でしたが、大学に入って帰りが遅くなることもたびたび・・(父に似て、お酒が好きですから)。
 今、子どもは塾に行ったりして、家族揃って食事することが少なくなっているとききます。一人で食べる食事、つまり孤食が増えているって。それでは、子どもの成長に、よくないと思います。一緒に食べるから、食事は楽しいんです。子どもも、お父さんも、お母さんも、みんな食卓を囲んで食事をする、それが家族だと思います。
 子供のいない我が家は、夫と私と、そして黒二毛がちゃんと食卓を囲んでいます。このダイニングテーブルも、パンを作るときにはこね台になってくれるし、とても重宝しています。
 朝ドラ「ファイト」の今後の進展、楽しみにしています。とにかく、みんなで食卓を囲んで、本当によかった・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

微笑みに出逢う街角

2005年07月29日 15時11分14秒 | 映画
 見たかった映画を、今日、下高井戸シネマで見てきました。タイトルは、「微笑みに出逢う街角」。あのソフィア・ローレンが100作目の映画出演に選んだ映画だそうで、監督は、彼女の息子です。でも、心理描写もストーリーもとても繊細できめ細かく、男性が作ったなんて思えない(とは失礼!)。よくまあ、女性の内面をここまで表現してくれました。きっと、ソフィア・ローレンの育て方が素晴らしかったのでしょう。
 全く無関係の女性3人を主人公に、それぞれ細かくストーリーが進み、はらはらどきどきします。映画の舞台はトロント(私は初めて!)。そういえば、映画の導入部では、悪がき3人組がそれぞれ、彼女たちとの接触があります。そして、最後に空港で顔が揃うという、粋なプロット。それぞれの抱える問題は、かなり深刻でテーマが重いです。でも、それぞれが持っている家族愛が見事に表現されていました。
 中でも、気になるのは、チェリストの女性の背景でした。父親が酒乱でDV、実は22年前に母親を殴り殺したのです。その復讐のために、家族も音楽も捨てようとまでした彼女。本当は、もっと父親と話す時間があればと、もどかしい思い出いっぱいでした。刑務所に服役していたから、アルコール依存症もすっかり完治していましたよね。我が家の亭主も、それに近い状況です。今朝は、昨日飲みすぎて布団で眠らなかった腹いせに、飼い猫を蹴飛ばしました。ひどいことしますよね!そういう人間は、お酒を飲む権利はないのですが・・。
 ソフィア・ローレンの逸話も、身につまされます。半身不随の元陸上選手の夫の介護に追われる彼女の秘密。そして絵を描く才能をずっと押さえ込んできて、遂に爆発。
 よく、天才は男性が多く、女性が少ないと言われますが、その原因は、男女差ではないと断言します。家父長制度の長い歴史の中で、女性は家事労働に明け暮れ、無報酬の奴隷だったからです。家事労働をしなければならない女性が、才能を磨くことはよほど恵まれていないとできません。男女平等、女性解放への道のりは、まだまだ険しいですね。夢があるのなら、男女問わず、それに向って努力できる環境がほしいです。結婚前の恋愛についても、彼女の夫は彼女に「娼婦!」といいます。でも、女性はどうして貞節を要求され、男性は全く逆を当たり前とされるのでしょうか。そもそも、性を穢れと考えること自体、男性中心の論理です。ま、それはともかく、この映画を男性が作ったことに驚きを感じました。名優ドパルデューもソフィア・ローレンと共演しています。見終わって、感動がしばらく残っていました。久し振りにいい映画をみました。なお、この映画でチェリストの父親役を演じているマルコム・マクダウェルのサイトは、こちらです(当然、英語です)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ディープインパクト計画

2005年07月28日 09時22分54秒 | 社会
 私は、自分が保守的な人間だとは全然思っていません。でも、今回のNASAのロケット打ち上げ成功の前のいい気なニュースとして、ディープインパクト計画の衝突実験成功がありましたが、これに疑問を持っているのです。
 なんでも、小さな惑星に人工物を衝突させて、宇宙の誕生の謎解明に一石を投じたとのことですが、これって、地球以外の、もしかしたら、これから生命体として発達するかもしれなかった惑星を消滅させたってことですよね。これは、侵略とか暴力ということにほかならないのではないのかしら?なんの権利があって、そんなことを「しでかすの}か?新大陸発見とかいって先住民を迫害したのと、変りがないんじゃないかと、私は思うのです。でも、知人にこの意見を話したら、「変っているね」と一言。
 地球で人類がすることだって、他の生態系に悪影響になる限り、制限してしかるべきなのに、よりによって、どこの所有かわからないものにたいして、どうして??
 そういえば、月の土地も、アメリカのある会社が販売してますよね。それを所有しているというのは、独占欲とか所有欲とかを満たすためだとしたら、私は買っている人を軽蔑します。だれのものか、わからないものを販売して利益を得るって、ドロボーと同じじゃないのかしら。私はこのことでも、ペットクローン産業でも、とても腹を立てています。こういうことって人間の傲慢さを象徴しています。
 いくら、謎が解明されるからって、そういうこと、つまりは破壊行為をして、なんとも思わない人たちって、私には信じられない。きっと、科学のためにと、前世紀では、多くの犠牲があったんでしょう。やったが勝ちという考え、それはものすごく野蛮です。やめてもらいたいですね。
 宇宙の神秘、それはそれでいいのでは?それが解明されたからって、がんがなくなるわけじゃないし、戦争がなくなるわけでもない。地球でも、宇宙でも、破壊行為は全面禁止です。今までのロケットや人工衛星、その廃棄物がかなりの量で、宇宙を浮遊しているのではないでしょうか。NASAは自己責任で、そういったすべてのものを回収してほしいですね。そういえば、ソ連が打ち上げてそのままにしてしまった犬がいましたっけ。気の毒です。彼女は、地球を離れたくなかったんじゃないの?
 人類とは、本当に残酷なものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

公開練習

2005年07月28日 08時01分39秒 | 音楽

 昨日は、プロのクラリネット奏者とのモーツァルトのクラリネット五重奏曲の練習で、横山南市民センターの音楽室を使いました。途中から、公開練習をしたのですが、その前にセンターを使ったときに、チェロの女性がポスターを作って貼ってもらっていたのです。でも、きっと誰も来ないかもしれないねなんて言っていたのですが・・・。
 のんびり練習していて、公開練習の時間までに全曲通せなくなり、それでも、公開「練習」だからいいんじゃない?と、とりあえず、その前に休憩しようということになりました。私が階下に行って、自動販売機でみんなのお茶を買っているとき、事務室に、私たちの公開練習のことを聴いている中高年の男性がいました。自信がない私は、名乗り出ないでじっと聞き耳を立てていたんです。
 休憩のあと、その男性が、並べた椅子に座っていました。それも、なにやら本を手に持っています。実は、その市民センターの中には図書室があるのです。おそらく、モーツァルトの本を持っているのでしょうか・・・。本の解説つきってこと?
 公開練習は、また戻って1楽章から始めました。やはり、たった一人でも、聞いてくれるお客さんがいると、雰囲気が違います。それに、本番とは、兎角魔物があらわれるものですから、今のうちに疑似体験しておくことがいいですよね。そう、たしかに、自分達でやっているときと違い、魔物が登場!ずれちゃいました・・・。おかしい・・・、ぜったいにおかしい・・・というところが出てしまい、それでもま、何食わぬ顔で演奏しました。練習ということで、おかしくなった部分をもう一度やり直し、どこをどうすればいいか検討しました。聞きあっているつもりでも、ずれることもあるのです(とほほ)。先日、カルテットを蒲生先生に見ていただいたときは、私が余りにきれいにずれているので、ずれていることがほかの人にはわからないなんていわれて、ショックでした。私も常習犯かなーーー。モーツァルトは、とにかく、強弱をはっきりさせることでメリハリをつけないと、つまらない演奏になってしまいます。
 終楽章のヴァリエーションには、ヴィオラが主役というところがあるのです。その前のところで、セカンドとかなり忙しい伴奏を弾いていて、疲れきっていていきなりの主役ですから、けっこう大変。このフレーズは、当時流行ったトルコ風にしているような面白いところなんです。もっと歌って!といわれるのですが、ヴィオラって、いつもは地味だから・・・。たまに訪れる主役の美味しい部分を、ちゃんと味わえずに終わっちゃうというキャラクターなんですよね・・。一人、懸命に練習するしかない。以前より、私のテンポに合わせてくれるようになっただけ、ましかも。
 さて、唯一の観客には、本番のコンサートのチラシをお渡ししたのですが、果たしてきてくれるのでしょうか。宣伝もお願いと、数枚渡しました。
 おばさんパワー全開の元気な私たちと違い、クラリネットの男性は、持病もちで病弱です。コンサートは彼が主役ですから、私たちとの共演まで、元気でいてくれることを祈ります。管楽器って、すぐにばてるみたいだし・・・?!
 ま、何か、本番で魔物が出てきてしまったら、「笑って許して!」です。そうならないよう、練習あるのみですね。私はまだ、自分の音色に納得行かないし(下手なだけなんだけどね)。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気になる映画

2005年07月26日 07時41分45秒 | 映画

 私はもともと、莫大なお金を使って娯楽として作ったハリウッド映画は好きではありませんが、一つ気になっている映画があります。もちろん、下高井戸シネマに来るまで、待ちますが・・・。先週土曜日に封切りになったばかりの、「アイランド」です。近未来の話として、とても説得力があるし、マトリックスのように、着想がすごいです。
 皆さんも、ぜひ、この面白い映画、私より先にごらんになりませんか?
 日常の当たり前のことに疑問をもつこと(そうそう、何で郵政民営化が必要なのかとか・・)、マイノリティーの気持ちを想像すること(ありとあらゆる差別が存在してます)などなど。これを見て、想像力をもっと高めてほしいです。この映画は、ある種、搾取される側、差別される側の人間を描いているというのが注目できます。ヒロイン、ヒーローは、製品として使われるクローンだったのです。
 たしかに、近未来としてありえる設定です。今、ペット産業でクローン生産がはじまったのですから。でも、そうしてこの世に生まれれ来る者の身になって考えた頃があるのでしょうか、作った人は。需要があるから何でも供給するという世界、これが経済なんですか?
 この映画には、たしかに、ピュアなものがあります。ハリウッド映画がこれを作ったことに感謝・・・。
 ちなみに、ヒロインの女優は、「真珠の首飾りの少女」の彼女です。大好きなフェルメールの名画の背景を描いた映画でした(このフェルメールの作品のタイトル、私は「青いターバンを巻いた少女」だと思っていました)。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今度は台風・・・

2005年07月26日 07時12分19秒 | 日常
 先日の地震に続き、今度は首都圏に台風が直撃のようです。私は夕方、代々木の歯医者の診察があるので、どうしようかと悩んでいます。こちらをちょうど上陸予定の頃、でかけるからです。さし当たって、それほど痛くないし・・・。
 というのも、最初は歯周病の治療で、ずっと何年も通っているんです。大昔、OLの頃診ていただいた歯科医に、また戻ったというわけです。当時のアメリカ帰りの若先生も今は中年、たぶん私より5、6歳年上でしょうか。奥様が受付をして、いい治療をしてくれます。極力自分の歯を残して、歯といえどもQOLを大事にする、高額な治療をむやみにしない、根本的に治療を考えてくれるという、主治医にするには最高の先生です。中年になれば、歯周病も当たり前になるのですが、それを正しいブラッシングで予防し、時として急に炎症を起こす状況に対処してもらっています。
 私はもともと、あごが小さく、歯並びが悪く(母親に似ました)、日ごろから注意しないとすぐにおかしくなってしまうんです。かみ合わせもよくおかしくなります。それに、先日の「ためしてガッテン」で顎関節症について放送していましたが、片方だけで噛む癖があると、いけないそうです。食べることを大事にする限り、歯に関しても、神経を使わないとだめですね。最後ま入れ歯なしで生活するのが理想です。
 さて、この天気、どうしましょうか。今日も、首都圏は交通機関に影響しそうです。出掛けるの、困ったなーーー。1週間、延期してもらおうかしら。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハウルの動く城

2005年07月25日 16時39分52秒 | 映画

 今日、下高井戸シネマで「ハウルの動く城」を夫と見ました。夏休に入っているので、きっと混むだろうと、早めに行きましたが、そうでもありませんでしあ。ほとんどが大人の観客でそれも、客席はがらがら・・・。子ども連れは一組だけでした。きっと、既にほとんどの人が見てしまっていたのでしょう。私は、オペラ座の怪人も、このハウルも、下高井戸に来るまでずっと待っていたのですから、変人といえば変人かな。
 映画は、最初から引き込まれました。街の細部の描写の素晴らしさは、魔女の宅急便から変わっていません。それと、途中で出て来る、ソフィーの気に入った穏やかな花咲く野原・・・。それだけで感激でした。ストーリーにぐんぐん引き込まれましたが、途中ちょっとひっかかるところがありました。それは、守りたい人がいるから闘うというようなシーン。最近、ジェンダーの本ばかり読み漁っているので、こういうことにはとても敏感になってきているのです。男性性が、弱い女性性を守るために闘うという戦争を肯定しているのかと疑ってしまいました。でも、そうではなかったようです。
 誰もが、平和を望んでいるのに、たぶん、戦争当事者になると、そうではない「何か」が強くなってくるのでしょう。敗れた軍艦の帰還を見守る市民達の高揚した雰囲気も、そうなのだと思います。
 戦争を美化してはいけない。戦争を肯定してはいけない。国家という正義の罠にはまってはいけない。そう思いませんか?
 いつまでも自由で生きられる社会を、大事にしていきましょう。
 それにしても、声の出演者たちは、とても興味深い顔ぶれでしたね。原田大二郎は、あのヒンという犬で、台詞も「言葉」じゃなくて、「ヒン、ヒン」と言っていただけ、大変でしたでしょう・・・。キムタクもなかなか。全然違和感がなかったですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地震の怖さ

2005年07月24日 08時24分04秒 | 社会
 昨日の夕方、首都圏で地震がありました。八王子は震度3~4といったところでしょうか、家にいてかなりの揺れを感じました。揺れている時間が長かったので、これは「関東大震災」かな、と漠然と考えていました。でも、猫は椅子から降りてこなかったです。
 その日は夫は、東林間の森下記念病院へ肝臓の検診に行っていました。いつも私が横浜線八王子みなみ野駅まで車で送り迎えします。だから昨日も帰りは迎えに行くつもりで、ずっと連絡を待っていました。このご時世、夫も私も携帯を持っていないのです。もう、意地で持たないという根競べです。でも、こういうときは、あれば便利だと思います。以前も、乗っていた電車が事故で止まったとき、みんなが一斉に携帯で連絡しているのを見て、私にも貸して!と思いましたもの。というわけで、あの地震で人的被害はほとんどなかったものの、首都圏の交通機関がまったく麻痺してしまったようです。テレビの画面の隅に、延々と交通情報が流れていました。そこで、京王線はどうかとサイトにアクセスしても繋がらなかった(なぜだ!?)けれど、小田急線は遅れだけのようで、いつ帰ってくるのか、風呂にも入れず、困っていました。こういうとき、連絡してくれればいいですよね。人が心配しているの、どうしてわからないのでしょうか・・・。
 結局、町田で地震にあった夫はかなりの混雑の中、小田急線で新宿まで戻り、京王線で帰ってきたようです。でも、ノマドのような彼のこと、あちこち放浪していたみたい。
 今朝の新聞では、ディズニーランドに行った人たちの困惑振りが書かれていました。大変だったようです。なんたって、夏休最初の週末、きっと家族連れで出掛けた人も多かったでしょう。交通機関の麻痺というこの課題を、もっとなんとかしてもらいたいです。情報をもっと整理して早く正確に人に伝えることが大事ですよね。結局、右往左往してなかなかたどり着けないってこともあるんですから。関東大震災も、案外、近いかもしれません・・・。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フラゴナールの閂

2005年07月23日 12時54分19秒 | 芸術
 なぜかすごく気になっていて、このところ、ずっと探しものをしていました。今となっては「たぶん」なのですが、朝日新聞の書評に載っていた本をずっと探していました。というのは、大好きなフラゴナールの絵が表紙になっていたからです。先日は、紀伊国屋書店のサイトの2001年から見られる新聞書評の本を、延々と調べていました。これって、目がしょぼしょぼになるんですよ。その記事はたしかに、書評で読んだはずで、それも、ここ2年くらいだと思っていました。
 このところ、ジェンダーの本を読み漁っていたのですが、その本にはたどり着けなかったんです。本のタイトルを知らずに、ただ表紙の絵だけが頼りなんて、そんな探し方、果たして見つかるのかと思っていました。使われた絵は、私が大好きなフラゴナールの閂。この絵は、かなり刺激的です。次にどういうことが起こるのか、大体想像がつきますよね。実は、彼は「あぶな絵の巨匠」なんです。日本でいえば、春画でしょうか。私の想像ですが、彼は早描きだったと思います。そのタッチがいきいきしていて、大好きです。でも、売れっ子画家は晩年、フランス革命の修羅場をくぐり、あのルーブル美術館の屋根裏部屋で極貧生活を送って亡くなったということです。奥さんも、画家だったと思います。
 そして、いろいろ探しているとき、ふと、思い浮かびました。この絵のイメージとして「性暴力」とか「強姦」ですよね。それで検索してみたら、まさにストレートなタイトルで本が見つかったのです。タイトルは「強姦の歴史」。それも、翻訳の本が発行されたのも1999年でした。紀ノ国屋で見つからないわけです。そんな昔だったのでしょうか、記憶というのは、不思議なものです。それで、見つかったときの感動の勢いで、アマゾンで注文してしまいました。ま、ジェンダーの研究書の一つとして、価値がありますから。紹介の絵は、一部分です。画面には、まだカーテンや「りんご」(これは、果実を食べる、快楽の意味でしょうか)が描かれているのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする