最近、ニュースで世間を騒がせている結婚詐欺師の34歳の女性について、いろいろ考えていました。
彼女は、北海道出身。貧乏と馬鹿が嫌いだと子ども時代の文集に書いてありましたが、これって、テレビドラマ「やまとなでしこ」のヒロインに似ています。まさに、最高の価値をお金として生きてきたのです。愛情なんて必要もないのでしょう。だから、愛情を逆手に取り、男性からそう当うまくお金を出させたのです。出会い系といっても、彼女が利用していたのは、結婚サイト、つまりまじめなお付き合いのサイトです。確かに、独身でお金がある男性はたくさんいますもの。既婚で遊びたいだけつまみ食いというのではお金もらえないでしょうから。とにかく、賢い。そして、殺人の証拠も、状況証拠でしかない。決め手はゼロではないでしょうか。頭がいいですよね。
もし、結婚するとしたら、相手にお金を出しますか?
私は、その時点でアウトです。フツーの常識ではないでしょうか。お金が絡むと人間関係はだめになるし、当然、友だちでも何でもなくなる。ましてや、恋人だったらなおさらなんじゃないかと思いますが、どうなのでしょうか?
その時点で見えてくるものがあるはずなのに、結婚したいからって、どうしてだまされるのかな。大手結婚サイトだから信頼できるというのも今の世の中、危ないです。嘘偽りが当たり前のようなネットの世界で、純愛は存在するのか?
私がインターネットを始めたころ、この地方都市で大手プロヴァイダがなくて、小さなところで、女性とわかるメルアドでネットをはじめてしまい、悪い人間にメルアドを勝手に使われて被害にありました。そして弁護士先生に相談して犯人特定できないまま刑事訴訟。警察は動いてくれましたが、結局犯人が見付からないまま時効に。「匿名」というのがどれだけ卑怯なものか、私はずっと思っていましたが、結局、ネットの世界で自分もこうして匿名でやっていくしかないというのが、悲しい現実です。51歳と書いたって、もしかしたら、70歳のばあさんかもしれないということもあるのがこの世界です。夫は極端なネット嫌い。メル友なんて必要ない、PCもインターネットもいらないという、そのくせ嘘が大好きな人です。彼は、例の34歳の女性に関心しています。私もある意味、すごいなと思います。仕事に就かなくて、人をだましてセレブな生活なんですから。おそらく、睡眠薬飲ませて練炭に火をつけてという方法だったら、殺人を犯したという実感もないのですから、罪の意識なんて全然ないんじゃないかな。
ある程度年齢が高い独身男性を狙うというのは、あまり女性経験がないからとっても扱いやすかったのではないでしょうか。それに、彼女はちょっと小太り。巨乳願望の男性はころっといってしまったのでしょう。もしかして、自分が殺されたとも知らずにあの世に行ってしまったのかも。お金は墓場まで持っていかれないものですから、それはそれでよかったのかな。私のように、ケチでせこい人間は、人にお金を貸さないし(貸すお金なんかないもの)、貸したとしても借用書は書くはず。なんでお金出しちゃうのかな・・・。別れをいわれた段階で、お金を返せとどうして言わないのかな?みなさん、そんなことも言わないお坊ちゃまだったのか・・・・。、
まず、結婚というのは、相当相手を信用しないとできないことではないかと思いますが。名前も素性も偽りかもしれないとは、どうして思わないのか、不思議。セレブな生活をしているのなら、学校のお金を滞納するわけないじゃないの。
多分、親と会うという段階で、直前で別れ話になったとか。うまいもんだね。恋愛結婚の私でも、結婚するとなったらきちんと双方の親には会います。犬や猫じゃないんだから、二人がそれでよければというほど、結婚は簡単ではありません。
結論は、友情も愛情も、金銭の貸し借りはやめましょう。それですべてご破算になります。ネットで簡単に他人と会おうとする危険、どこに地雷があるかわかりませんよ。本当に自分の人生で必要な出会いは、そんなことでは出会わないと思います。ネットで検索してなんでももらえるなんて、そんな世の中甘くない。ただの道具じゃない。
殺されるくらいなら、結婚なんかするな!