先日、スターバックスでコーヒー豆を買いました。私はスターバックスはコーヒー豆産地に対してフェアトレードをしていると信じていたんですが、最近のチェチェンメルマガをよく見ていたら、こういう映画があるのをしりました。「おいしいコーヒーの真実」です。それによると、スターバックスのコーヒー豆産地に支払うお金があまりに低いのでした。
アメリカ経済は地球を牛耳っているとしか思えない現状、これでいいのでしょうか?
たしか、先日、日本でも国際アフリカ会議があったはずです。
私は今、内山節著「戦争という仕事」という本を読んでいます。まだ第2章の「政治という仕事」のところですが、その前の第1章はタイトルになった「戦争という仕事」です。この本はすごいです。眼からウロコ。
はっきり述べてしまえば、アメリカは先住民の抹殺という恥ずべき行為の上に成立した国である。だがその恥を認めることは、建国自体が不正であったことを認めることにつながる。たとえこの過程で問題があったことは認めても、建国とその後の歴史は、文明の偉大な発展として肯定するほかないのである。
そしてそれを肯定するかぎり、自分たちに同調しない異文化の社会はその記憶もふくめて消滅させるという手法も、そのためには一方に強い軍事力が必要であるという教訓も、さらに、その社会に自分たちの文明を提供しながら、その文明の支配圏を拡げ資本主義の利益と合致させるという方法も、アメリカ的自由を守る武器として肯定されつづけることになる。
私は現代の戦争の出発点はここにあると考えている。
このアメリカの考えが、イラク戦争を引き起こしたのです。だとすると、イラクはアメリカ軍がいる限り、永遠に平和なんか訪れないのではないでしょうか?アメリカのやっていること、そしてイスラエルがやっていること、つまりイスラエルの建国はまさにパレスチナ難民を滅ぼすことにあったわけですから、ひどいものです。こんなことが許されていいのでしょうか?
思い返せば、確かに戦争に負けた日本は戦後、アメリカに占領され、民主主義を「押し付けられて」来たわけです。開発が消費を促す資本主義によって、今の日本は本当に明るい未来を実現したのでしょうか??
自然を大事に生きてきた日本古来の風習、素晴らしい文化、そして美しい森は、いまはどうなってしまったのでしょう。
この本は、今の閉塞感いっぱいの格差社会になってしまった日本を、もしかしたら救えるかもしれない、そんな気持ちで私は読んでいます。
株とか、先物取引に翻弄されて富を得るだけが人生じゃない。市場優先なんて、許せない!汗をかいて労働している人たちが一番大事なんじゃないんですか?