昨日、新聞で、大好きな倉本聰の記事を読みました。10月からフジテレビではじまるドラマ「風のガーデン」について書かれてあったのですが、最近の視聴率重視のテレビ局に苦言を呈し、体力的な理由からも連続ドラマはこれで最後かもしれないとのこと。
いつも一番に注目していた脚本家だけに、私はショックでした。でも、好きだった放送作家のうち、すでに向田邦子は亡くなっていますもの。
ネットで、彼女と倉本氏と山田太一を3人並べて細かい分析をしている、倉本聰のファンのかたのサイトを見つけました。よく書けていてびっくりでした。
彼の代表作の「北の国から」が始まったのは、ちょうど山田太一の「思い出づくり」が始まってすぐだったのです。同じ時間帯で、当時はビデオテープで録画なんて考えもしませんでしたもの。「思い出づくり」を諦めて、「北の国から」を見て、以来ずっとこのドラマを見続けてきました。
倉本聰と向田邦子、山田太一に憧れて、放送作家教室に通い始めたのもそのころでした。
「優しい時間」はよかったです。「拝啓、父上様」は再放送で見ました。やはり、私としては、倉本さんがずっと根を下ろしている北海道を舞台にしたドラマが見たいです。
これからは緑地化活動(ゴルフ場を緑に戻すとか)に専念するのでしょうか?どうか、お元気で。心から応援しています。
テレビ嫌いの夫と結婚して、なかなか、テレビは見せてもらえなくて残念ですが、たしかに今のテレビ業界は、下請けばかりでドラマ作りも安直になっている気がします。だって、テレビは本放送が命なのに、その特番とか、最終回に向けての再放送とか、なんだかそういうことで時間枠を埋めてテレビというメディアをくだらない放送の垂れ流しにしていて、ばかばかしいですもの。ものづくりをなめんなよ!
BSドラマだった「玩具の神様」も、よかったですね。あれも再放送でたまたま見たのかな・・・。
昔は、そう、衛星放送もない時代は、NHKではかなり実験的な単発ドラマを作っていて、面白かった。
先日、なぜか急に思い出した、子供のころ見たアメリカのホームドラマ「カレン」をネットで探して、主題歌を懐かしく聴きました。あの、デビー・ワトソンは今はどうなっちゃっているのでしょうか??
「タイムトラベラー」を見て、ドキドキしていた少女時代。まず、ラベンダーというのがわかりませんでしたもの。
テレビは家族で見るものだったし、それが一家の団欒だった時代は、今は個室でワンセグで一人で見る時代に。人のつながりもそれだけ希薄になっているといえるのではないかしら?まだ、テレビを見せてくれ、とお願いする私の努力が、夫とのつながりを嫌でも持つことになっているし・・・・。共有することが、共感することが、難しい世の中なんでしょうね。
倉本聰のテーマで、カテゴリーが「芸能スポーツ」というのも、私としてはかなり悲しい(とほほ)。あの記事を読んで、寂しさを感じるのは私だけではないと思います。